大友克洋 仏の傑作「闇の国々」シリーズの著者と語る 11月17日・学習院大学
バンドデシネの巨匠ブノワ・ペータースさんとフランソワ・スクイテンさんが来日、大友克洋さんと対談することになった。11月17日に東京・目白の学習院大学でシンポジウム「BDにおける身体」が開催される。
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シンポジウムは、フランスのBD、そして日本のマンガ、国は異なるがいずれも国際的な高い評価を受ける作品の作家の対話を通じて文化交流を図る。近年、日仏間で盛んになって来たマンガとBDの交流を象徴するものとなりそうだ。
大友克洋さんは1954年生まれ、1973年に作家デビューした。代表作である『童夢』や『AKIRA』は、日本のマンガ界、そして世界のイラスト表現にも多大な影響を与えたとされている。
また、自らのマンガをアニメ映画化した『AKIRA』や、アニメ映画『スチームボーイ』、実写映画『蟲師』の監督として、メディアを超えて活躍する。日本を代表する表現者である。
ブノワ・ペータースさんはBDの原作者、フランソワ・スクイテンさんは作画を担当する。「闇の国々」シリーズでチームを組んでいる。
『闇の国々』は、これまでに正編12巻と外典12巻の合計24巻が刊行された大作だ。我々の住む世界とは紙一重の次元にあるという架空の都市〈闇の国々〉を舞台に繰り広げられる、都市と人間の奇妙な事件の数々を描く。
作品はフランスのみならず、世界的に高い評価を獲得している。2002年にはフランス・アングレームのフェスティバルにて最優秀作品賞を受賞した。また、現在までに10の言語に訳されており、日本でも2011年末に翻訳出版され話題を呼んだ。
シンポジウムは14時から、まずペータースさんにより第一部「BDの発明家にして理論家テプフェール―顔と線」が行われる。続いて15時45分からスクイテンさん、大友克洋さんが加わった第二部「BD〃マンガと身体性」となる。いずれも司会は学習院大学教授の夏目房之介さんが務める。
入場料は無料だが、予約制となっている。定員は350名だ。
学習院大学身体表象文化学専攻シンポジウム
ブノワ・ペータース【作】、フランソワ・スクイテン【画】
× 大友克洋
講演会『BDにおける身体』
/http://www.gakushuin.ac.jp/univ/g-hum/cult/05news.html
会場: 学習院大学目白キャンパス西5号館B1教室
日時: 11月17日(土) 14時~17時30分
主催: 学習院大学身体表象文化学専攻
入場料: 無料 予約制: 定員350名