2012年はロシアでアニメーションが誕生してから100周年に当たる。それを記念して「チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち」と題された記念展が全国各地の美術館を巡回する。展示では『チェブラーシカ』のスケッチや絵コンテ、2010年に公開された映画の撮影で使用したパペット(人形)やマケット(舞台装置)、映像、ロシアで発売された絵本の挿絵原画といった貴重な作品を展示する。キャラクターの誕生や変遷から、パペットアニメーションの制作過程までを多面的に紹介する。巡回は滋賀と福岡からスタートする。滋賀は6月9日から7月29日まで滋賀県立近代美術館、福岡は8月4日から9月17日まで三菱地所アルティアムとなっている。その後、2014年まで国内の巡回を予定している。巡回展でもフィーチャーされている『チェブラーシカ』は、関連情報がいくつかある。なかでもデジタルリマスター版が4月30日にNHKのEテレで再放送や、6月3日から大阪・テアトル梅田でリバイバル上映に注目だ。「ワニのゲーナ」、「チェブラーシカ」、「シャパクリャク」、「チェブラーシカ学校へ行く」の全4話・73分を楽しめる。 テアトル梅田は1週間限定のレイトショーで、料金は一般・大学1500円、シニア1000円である。なお、この上映はロシア文化フェスティバルの一環でもあり、そのオープニングを記念して先着300名にミニ福袋のプレゼントも予定している。このほか小学館の「おひさま」で連載開始や英語版の絵本発売、西武鉄道沿線で配布の「おでかけスマイルBOOK」、OJICOとのコラボグッズなど盛りだくさんだ。【真狩祐志】
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