春アニメ「絆のアリル」でキズナアイに憧れる少女5人を熱演! PathTLiveにインタビュー | アニメ!アニメ!

春アニメ「絆のアリル」でキズナアイに憧れる少女5人を熱演! PathTLiveにインタビュー

バーチャルYouTuber・キズナアイのアニメプロジェクトとして制作されるオリジナルアニメ『絆のアリル』が、4月3日より放送中。アニメ!アニメ!は「AnimeJapan 2023」でPathTLiveにインタビューを実施しました。

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バーチャルYouTuber・キズナアイのアニメプロジェクトとして制作されるオリジナルアニメ『絆のアリル』が、4月3日より放送スタート。

バーチャル世界に彗星のごとく現れ、瞬く間に人気となったキズナアイは、「バーチャルグリッドアワード」の頂点・ラピンドールに5年連続輝いた後、突如として姿を消した……。それから月日が流れ、バーチャル世界で活躍する人材の輩出に特化した学園「ADENアカデミー」で、キズナアイに憧れるミラクをはじめ、それぞれの夢を目指す少女たちの“絆”でつながる物語が描かれます。

この度、「ADENアカデミー」で「PathTLive」というユニットを組むミラク役・日原あゆみさん、クオン役・川口莉奈さん、ノエル役・貫井柚佳さん、クリス役・小玉ひかりさん、リズ役・塙有咲さんにインタビュー。元々抱いていたキズナアイの印象や、キャラクターを演じる上での役作りについてなどを語ってもらいました。

[取材・文=米田果織 撮影=小川遼]

■キズナアイの偉大さに驚き! 自身が演じるキャラクターの印象も

――本作はVtuber・キズナアイを原作としたプロジェクトです。Vtuberやキズナアイの印象を教えてください。

日原キズナアイちゃんは、誰でも知っている伝説的なバーチャルYouTuberだと認識していました。私自身、この作品に携わる前もキズナアイちゃんの動画を見ていて、明るく元気で、「そんなこと言っていいの!?」ということも言えちゃう思い切りのあるキャラクターだという印象を持っていました。

川口:もちろんバーチャルYouTuberとしての活動もそうですが、歌やダンスなど、マルチに活動されている印象があります。ゲーム実況でもなんでもできちゃうし、しかも面白いし、本当にすごいですよね。その動画を見て、日本だけじゃなくいろいろな国の人が元気をもらっている。本当に、太陽のような存在だと思いました。

貫井:バーチャルYouTuberという存在にあまり触れたことがない人でも、誰でも知っている「世界初のバーチャルYouTuber」でありレジェンド的な存在という印象でした。

アイちゃんのゲーム実況が好きなのですが、怒っても慌てふためいても、とにかくかわいい! 世界中の人が知っているから遠い存在かと思いきや、アイちゃんの頑張る姿や投げかけてくれる言葉はとてもフレンドリーで身近な存在に感じられて、どんな姿でも推したくなるような自然体の無邪気さが魅力的だと思いました。

小玉:私も「バーチャルYouTuber界の第一人者」という印象が強いです。よく動画を見ていたので、この作品に関われることが本当に嬉しいです。昨年のスリープ(活動休止)発表時のキズナー(※キズナアイのファン名称)の反応を見て、アイちゃんの存在はファンにとって本当に大きいものだと感じました。今回の作品を通じて、私たちもファンの皆さんにとって大きな存在になれるように頑張ります。

:キズナアイちゃんのお名前は、バーチャルYouTuberに詳しい方はもちろん、知らない方でも「聞いたことがある!」と言うと思います。それほど認知を広げた方であるアイちゃんは、自身の活動の中でバーチャルとリアルの世界を繋いで、私たちの身近にバーチャルを持ってきてくれた存在だと思います。

――それぞれの演じるキャラクターの印象。演じてみての感想も聞かせてください。

日原私もとあるアニメのキャラクターに憧れてアニメの世界に興味を持ったので、そういう意味でシンパシーを感じながら演じました。ミラクちゃんの設定資料を見たときに「明るく元気」と書かれていたのですが、アフレコ時に映像を見ると、私の予想の2~3倍は明るく元気で(笑)。
とにかく明るさを出すことに重点を置きつつ、でも悩んで夢に向かう途中でつまずくこともある、等身大の女の子であることを忘れずに演じました。視聴者の皆さんにも、親近感を持ちながら見てもらえるキャラクターなんじゃないかな。

川口:クオンは内向的で、なかなか1歩が踏み出せないキャラクター。私自身にも通ずる部分があったので、「クオンと一緒ならその殻を破れるんじゃないか?」と思って演じました。クオンと一緒なら夢に向かって進む中で、クオンとしても川口莉奈としても成長できるのではないかと思っています。

貫井:ノエルは勝気な性格で、夢に向かってストイックに努力できる女の子。ノエルが自信を持ってステージに立つ姿や、夢に向かってパワフルに進む姿がカッコよくて、見ていて背中を押されるキャラクターだなと思いました。
私は「私なんて……」とネガティブに捉えてしまうことが多い性格なので、ノエルは本当に憧れの女の子です。でもそんな私の不安な気持ちも吹き飛ばすくらい、がむしゃらに進む姿をみせてくれるので、「私も一緒に成長したい!」と思いながら演じさせていただきました。そしてノエルは完璧を目指していますが、その中で迷いも葛藤もするとても人間らしい子です。物語の中でいろいろな表情をみせていくようになるので、ぜひ見守っていただけたら嬉しいです。

小玉:クリスは周りの人や環境、何事にも興味津々なのですが、独りよがりなところもあって。そのため、心を開くのに時間がかかる女の子なんです。しかし、ストーリーが進むにつれて、「PathTLive」のメンバーと関わるにつれて、だんだんと表情が緩んでいく姿が見えて嬉しくて、楽しみながら演じることができました。

:リズは分析が得意で、つねに最善の行動を導き出せるんです。ですが、「PathTLive」の皆が加わることで、もっとより良い結果へと向かっていける。リズのその判断能力は物語の大きなポイントになってくると思いますので、ぜひ注目してほしいです。

■初めてのアフレコに苦戦するメンバーも…役作りの難しさ

――「不安だった」「楽しかった」など感想はさまざま。そんなキャラクターを作り上げた過程も教えてください。

日原キズナアイちゃんに憧れているということで、あらためてアイちゃんの動画を見ました。そこから「やっぱり元気もらえるな」とか「こういうテンションで見ている人に元気を与えるんだ」などを感覚的に取り入れて、ミラクちゃんならどう配信するのか、どんな風にモチベーションを持って日々を生きていくかなど考えて、演技を突き詰めていきました。
最初に私が作っていったミラクちゃん像で基本的にOKではあったのですが、音響監督さんから「おちゃらけたシーンはもっとやっていいよ」と言われたので、やっぱりミラクちゃんは私の予想の2~3倍明るかったな、と再認識しました(笑)。

川口:先ほども言ったのですが、性格的に似ている部分があったので「こういうキャラにしよう!」などは考えず、肩肘張らずにアフレコに臨めました。しかし、性格的な部分以外でもクオンとリンクできるところはないかと考え、この5人でいる時は積極的に仕切ったりするようにしました。クオンはみんなを支えるポジションに回ることが多いので、私も率先して進行役に回ってみたり、声を掛けてみたり……。

全員:助かりました! ありがとうございます(笑)。

貫井:私も基本的には、オーディションの時に作っていったイメージで相違ないと言っていただけたので、私の思ったノエルを演じました。先ほど、私と彼女が「全然違う」と言いましたが、それでもどこか彼女との共通点がないか探してみると、私が少しだけ自信を持てた瞬間が、彼女のベーシックな状態であることに気づきました。

迷いも葛藤もしますが、まっすぐ輝く瞳をもつノエルを最高にカッコよく可愛く伝えられるように、私自身が自信を持つ瞬間の気持ち、どや顔をする時の気持ちを心に宿しながら演じさせていただきました。

小玉:今作が初めてのアニメ出演で、初めてのアフレコだったのですが、自分が最初に作っていった声で良いと言ってもらえました。ですが、演技の部分では「最初は人と会話できていない感じにしてほしい」と言われて。ミラクとの会話シーンがあったのですが、お互い話しているのにすれ違っているというか……。それが、ストーリーが進むにつれて関係が深まり、会話できるようになっていくという微調整が難しかったです。

:リズの見た目って、すごく大人っぽいですよね。最初に資料を見た時にそう思ったので、少しお姉さん風の声を作っていたのですが、監督とお話をした時に「リズは元気で」と言われたんです。予想外の言葉をいただいたので驚きつつも、自分が思うよりもリズは年齢相応な演技で良いんだ……!と演技プランを考え直しました。

そして声の演技はそれで良かったのですが、私もアフレコが初めてということもあって、私の心情がキャラクターに出てしまうことも課題でした。「このシーンはそんなに緊張感ないよ」と指摘をされいただいても、私は緊張感を出しているつもりはなくて。「そうか、私が緊張してるんだ」と気付いてから、キャラクターの気持ちになって演じられるよう意識するようになりました。

――最後に、放送を楽しみにしている方へメッセージをお願いいたします。

日原『絆のアリル』はバーチャル世界がキーになっていて、夢や希望の可能性を感じてもらえる作品になっています。それと同時に「PathTLive」の5人や他のユニットの成長物語だとも思うので、皆さんも一緒に夢を追っていただけたら。アニメ以外にも、たくさんの人たちと繋がっていく活動をしていくので、これを読んでいる皆さんともより深く繋がっていけるように頑張ります!

川口:アニメの枠を超えたプロジェクトもやっているので、ファンの皆様に近い距離で私たちの成長を見守ってもらいたいです。また、応援してくれる皆様から「こういうことをやってほしい」という声をたくさん聞いて、キズナを繋いで、一緒に作るプロジェクトにしたいと思っています。

貫井:キズナアイちゃんが皆さんとの絆を繋いできたからこそ生まれた作品なので、その大切なものを受け継いで、作品や活動を通じて、アイちゃんからもらった絆を皆さんと繋いでいけたらと思っています。

小玉:バーチャル世界をメインとした物語ではあるのですが、ストーリーとして皆さんの生活の中で抱える悩みや葛藤、夢を追う苦しみや憧れを共感してもらえる作品になっていると思います。私もアニメを通じて夢と元気をもらっているので、皆さんにも「明日も頑張ろう」と思ってもらえたら良いな。

:映像美やパフォーマンス、楽曲もとても素晴らしいものになっていて、魅力あふれるアニメになっています。放送を楽しみにしていてください。『絆のアリル』に出てくる15人のアイドルのプロジェクト「アリルズ」も15人それぞれが個性的で魅力を持ち合わせているので、お好きな“推し”を見つけてみてください。これからも応援よろしくお願いします!

■放送
4月3日月曜日深夜1時30分よりテレビ東京 テレビ大阪 テレビ愛知にて放送開始
4月8日土曜日夜11時30分より放送開始
■スタッフ
監督:駒屋健一郎
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン:朝香栞/森田二惟奈
総作画監督:朝香栞/森田二惟奈/高橋瑞紀
プロップデザイン:談凱琪
色彩設計:関本美津子
美術監督:三宅昌和
美術設定:金平和茂/佐南友理/小木斉之
CGディレクター:佐々木涼
撮影監督:小池真由子
編集:増永純一
音響監督:明田川仁
音響効果:安藤由衣
音楽:坂部剛
アニメーション制作:WIT STUDIO × シグナル・エムディ

■キャスト
「PathTLive」
ミラク:日原あゆみ
クオン:川口莉奈
クリス:小玉ひかり
ノエル:貫井柚佳
リズ:塙有咲

「BRT5」
ニスカ:松岡侑李
ジェシー:蘭笛
エリー:吉木悠佳
サラ:夏目妃菜
ハル:矢野妃菜喜

「VICONIC」
ジュア:南雲希美
セア:月乃

「3DM8」
ヒメナ:荒井瑠里
ゾーイ:古畑奈和
ソフィア:北原侑奈
キズナアイ:キズナアイ

■アーティスト
mirAI wave!(歌唱:PathTLive)
寄花-Yosuga-(歌唱:#kzn)


(C)KA/絆のアリルPJ (C)絆のアリル製作委員会

《米田果織》
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