「ONE PIECE FILM RED」ウタの声優・名塚佳織の持つ“声の魅力”― キャラクターの強き思いを表現する巧みな演技力 | アニメ!アニメ!

「ONE PIECE FILM RED」ウタの声優・名塚佳織の持つ“声の魅力”― キャラクターの強き思いを表現する巧みな演技力

アニメ『ワンピース』の劇場版最新作『ONE PIECE FILM RED』ウタを演じているのは、名塚佳織さん。彼女のことをあまり知らない方、映画を観て気になった方に向けて、これまでの出演作、また筆者が感じる名塚さんの声や演技の魅力を紹介していきます。

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名塚佳織さん
  • 名塚佳織さん
  • 『ONE PIECE FILM RED』本ポスタービジュアル(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
  • 『ONE PIECE FILM RED』歌姫・ウタ、キャラクタービジュアル(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
  • 『ONE PIECE FILM RED』ウタキャスト(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

アニメ『ワンピース』の劇場版最新作『ONE PIECE FILM RED』が、公開から38日間で動員数1000万人を突破、興行収入130億円を突破。本作では、主人公・ルフィに麦わら帽子を授けたシャンクスの娘が登場することで話題となっています。

『ワンピース』は1997年7月より「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載がスタートした、尾田栄一郎先生による少年マンガを原作とする海洋冒険ロマン。数多くのメディアミックス作品、関連商品が生まれ、関連イベントも途切れることがなく開催されている人気作です。2021年にはアニメが1000話を達成し、原作コミックスも100巻が発売。2022年7月22日には連載25周年を迎えました。

さらに今年8月、約3年ぶりとなる劇場版が公開。世界で最も愛されている歌手・ウタが“シャンクスの娘”であるという衝撃の事実から始まる物語が描かれています。

そんなウタを演じているのは、名塚佳織さん。彼女のことをあまり知らない方、映画を観て気になった方に向けて、これまでの出演作、また筆者が感じる名塚さんの声や演技の魅力を紹介していきます。

■大地丙太郎監督が師匠!? 声優・名塚佳織


名塚さんの声優としての活動は、1999年からスタート。その前には子役として活躍しており、名塚さんが出演する舞台を観た、『こどものおもちゃ』や『おじゃる丸』などで知られるアニメ監督の大地丙太郎さんとの出会いをきっかけに声優の道へ。『おじゃる丸』のゲスト声優から始まり、それ以降、様々なアニメに出演するようになりました。

Twitter上のやり取りで、名塚さんにとって大地監督は“師匠”だとの発言が。「私をアニメーションの世界へ連れてきてくださり、色々なことを経験させてくださいました。大地さん、そして大地さんの現場で培った経験のおかげで今があり、とても感謝しております」とコメントされています。

その後も『今、そこにいる僕』ララ・ルゥ役、『フルーツバスケット』(2001年)草摩杞紗役など大地監督作のほか、『.hack//SIGN』昴役、『交響詩篇エウレカセブン』エウレカ役など多くの人気作に出演し、着々と代表作・演じるキャラクターを増やし続けています。

■キャラクターの持つ強き信念を表現する声と演技が魅力


そんな名塚さんにとって、『ONE PIECE』のウタは間違いなく新たな代表作になったはず。無邪気な性格をしている一方で「歌による幸せな世界を作る」という強い信念を持ったウタに、名塚さんの少女らしい純真な中に1本筋が通ったようなハツラツとした声が、ピッタリと合っていました。

またウタ以外にも、『コードギアス 反逆のルルーシュ』ナナリー・ランペルージ役、『ハイキュー!!』清水潔子役など、一見は普通の少女に見えるも、心には揺るがない確固たる信念を持つ芯の強いキャラクターを演じることが多い名塚さん。上記した“声”だけでなく、そんな心の内に秘めた熱い思いを声に乗せる巧みな“表現力”も彼女の魅力だと、筆者は感じました。

■『ONE PIECE FILM RED』はウタの物語

『ワンピース』の主人公はルフィですが、本劇場版の核を担うのはウタ。いや、核を担うというより「物語を背負った」といった方がしっくりくるほど、本当に“ウタを中心としたストーリー”となっていました。原作を好きな方は、もしかすると「これがワンピース!?」と驚くかもしれません。

ですが、ライブや戦闘シーンでの歌(※歌唱はAdoさんが担当)やダンスは見ごたえ抜群! また新たに『ワンピース』の歴史を刻む作品になっていました。


『ONE PIECE FILM RED』は、9月17日から第4弾の入場者プレゼントとして、「『ONE PIECE』コミックス-巻四十億“RED”-アンコール」が全国200万部限定で配布中。これは、配布開始後すぐに終了となった第1弾入場者プレゼントの重版分で、新カバーにリニューアルされたものです!さらに、10月からは第5弾~第7弾の入場者プレゼントの配布も決定。

劇場グッズの新商品も登場するなどまだまだ盛り上がりを見せている本作。ウタ、そして名塚さんの魅力を感じるために、是非映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか。


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《米田果織》
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