【最終章の予習】「進撃の巨人」これまでのストーリー&謎をおさらい! 巨人の正体、クリスタの過去、壁の外の世界とは? 2ページ目 | アニメ!アニメ!

【最終章の予習】「進撃の巨人」これまでのストーリー&謎をおさらい! 巨人の正体、クリスタの過去、壁の外の世界とは?

12月6日からNHK総合にて放送開始予定の『進撃の巨人 The Final Season』。おさらいしておきたいSeason1~3のストーリーと、物語の鍵を握る謎を振り返ってみよう。

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『進撃の巨人 The Final Season』キービジュアル(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」 The Final Season 製作委員会
  • 『進撃の巨人 The Final Season』キービジュアル(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」 The Final Season 製作委員会
  • 『進撃の巨人』(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
  • 『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
  • 『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
  • 劇場版『進撃の巨人』後編 自由の翼(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
  • 『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
  • 『進撃の巨人』(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
  • 『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

■Season3:人間同士の戦い


「進撃の巨人 Season 3」(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
『進撃の巨人 Season 3』キービジュアル(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
Season3はこれまでのシリーズとは雰囲気が異なり、人間同士の戦いも描かれた。

壁の穴をふさぐため、巨人特有の硬質化訓練を重ねるエレン。しかし調査兵団の敵は巨人だけではなかった。
ニック司祭が殺害されたことを機に、兵団内部での抗争が勃発。エレンとヒストリアがさらわれ、さらにリヴァイの前には因縁の相手・ケニー(CV:山路和弘)が立ちふさがる。
人間相手の戦闘により民間人殺害の罪を着せられた調査兵団は、追われる身となってしまった。

調査兵団団長のエルヴィン(CV:小野大輔)は裁判によって死刑が決定。命運が尽きたかと思われたとき、ウォール・ローゼが巨人に突破されたとの連絡が入る。

内戦を恐れ、避難民の受け入れを拒む王政。政府への不信感が頂点に達した頃、巨人出現は意図的な誤報だったと明かされる。
人類を救うためには政府ではなく兵団が必要だと判断したピクシス司令(CV:田中正彦)は、クーデターを実行し真の王を立てることを選んだ。

一方ヒストリアは父親のロッド・レイス(CV:屋良有作)に出会い、一族にまつわる秘密を耳にする。
レイス家が途絶えかけた背景にはエレンの父・グリシャがかかわっていた。グリシャによってレイス家が継承してきた「座標」が奪われたと知ったエレン。罪の意識を感じレイス家に力を返そうとするが、ヒストリアに活を入れられ生き延びた。

その後巨人化したロッドから仲間を守ったエレンと調査兵団。そしてヒストリアは真の王として即位した。

2か月後、エレンが硬質化に成功し、ようやく壁の穴がふさがると、次なる目的の「ウォール・マリア奪還作戦」が始まる。

鎧の巨人、超大型巨人、そして獣の巨人との戦いの中、瀕死の傷を負うアルミンとエルヴィン団長。巨人になれば命を救えるが、必要な薬は1つだけしかない。
どちらを救うか悩んだリヴァイは、人類の未来を信じてアルミンを巨人にした。

巨人化したアルミンは超大型巨人のベルトルトから力を継承。ウォール・マリアを奪還し、巨人にまつわる謎が隠されているイェーガー家の地下室に向かう。

地下室で発見したグリシャの手記から世界の真実を知るエレンたち。報告を受けた新政権はかつての過ちをくり返さぬよう、すべてを民に公表する道を選んだ。

調査兵団がウォール・マリアの外に進出したのはSeason1で描かれた最初の襲撃から6年後。エレンたちは、ついに外の世界との境目である海にたどり着いた。

<明かされた謎>…壁の外の世界


「『進撃の巨人』Season 3 Part.2」(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
『進撃の巨人Season 3 Part.2』キービジュアル(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
Season3で明かされた謎は、Season2までに提示されていた世界観を覆すような内容が多い。

ひとつは壁の政権を握っていた王政府が偽りであったこと。王家の巨人は壁を作る力だけでなく、記憶を改ざんできる能力も有していた。

続いて明かされたのは真の王族の正体。第44話「願い」では初代の王が壁を築いたことや、人々の記憶を改ざんして偽の記憶を与えていたことが明かされる。
初代王の目的は、巨人によって支配される世界の創造。王族の末裔に当たるのは、ヒストリアのいたレイス家だった。

さらに巨人の力の継承方法も明らかに。第40話「昔話」のアイキャッチでも明言されているように、意志のある巨人を食らうことで特殊能力も受け継ぐことができる。

エレンの父・グリシャは継承方法を知っており、5年前にレイス家から「座標」を奪っていた。
第43話「罪」に描かれていたように、グリシャは巨人化したエレンに自らを食わせることで力を引き継がせる。Season1第2話でエレンが見ていた夢は、この出来事の記憶だった。

『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
第43話「罪」ではミカサの実家であるアッカーマン家についても触れられている。
アッカーマン家には王族による記憶改ざんが通用しなかったため迫害され、山奥でひっそりと暮らしていた。一連のシーンを見ると、リヴァイもアッカーマン家の血を引いているとわかる。

第56話「地下室」と第57話「あの日」、そして第58話「進撃の巨人」では、壁の外の世界とグリシャの正体が明らかになった。

壁の外の世界では、巨人に関する歴史が伝えられている。
1820年前、人類の祖先ユミル・フリッツは大地の悪魔と契約して巨人になった。ユミルの死後、その魂は9つに分かれ巨人たちに継承される。エルディア人、もしくはユミルの民と呼ばれる彼らは大国マーレを支配した。
迫害されていた他民族の反撃により9つのうち7つの力が奪われたユミルの民。80年前の巨人対戦に敗北したことで形勢が逆転し、悪魔の民族としてさげすまれるようになった。
パラディ島へと逃げのびたエルディア人の一派は、三重の壁を築き生活し始める。その子孫がエレンたち壁の中の人類である。

エルディア人として壁の外で生きていたグリシャは、マーレの横暴な支配や歴史の改ざんに対抗して反乱勢力に加わるが失敗。反逆者の流刑地であるパラディ島で、エレン・クルーガー(CV:松本保典)から力を託されて巨人となった。

始祖の巨人の力を奪還し、マーレに立ち向かうために経歴を偽って生きていたグリシャ。第57話以降、グリシャの記憶はエレンにも受け継がれた

■いよいよファイナルシーズンへ…残された謎は?



『進撃の巨人』には、まだまだ謎が残されている。

たとえばユミル・フリッツから分離した9つの巨人の能力
Season3までに超大型(ベルトルト)、鎧(ライナー)、女型(アニ)、獣(ジーク)、顎(ユミル)、進撃(エレン)、始祖(レイス家からグリシャ、エレンへ継承)、車力(正体不明)の8つが登場しているが、残るひとつの能力は未知数だ
『進撃の巨人 The Final Season』のPVには新たな巨人が登場しており、よりスケールを増した戦いが描かれると予想される。

『進撃の巨人』The Final Season(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会
『進撃の巨人 The Final Season』キービジュアル(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会
また、第59話「壁の向こう側」でエレンが言っていたように、海の向こうの敵を滅ぼせば自由を手にできるのかもわからない。科学技術の進んだマーレがどれほどの軍事力を持っているのかも謎に満ちている。

第1話冒頭でエレンが見ていた夢も気になるポイントだろう。
まだ巨人の脅威を知らないはずの幼いエレンが、なぜ人間が捕食される光景などを夢に見たのか。第1話サブタイトルの「二千年後の君へ」や、エレンの「すっげー長い夢を見てた気がするんだけど」などのセリフにも深い意味がありそうだ。

『進撃の巨人 The Final Season』キービジュアル(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」 The Final Season 製作委員会
『進撃の巨人 The Final Season』キービジュアル(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」 The Final Season 製作委員会
『進撃の巨人 The Final Season』ではどのような謎が明かされるのか。テレビ画面から目をそらさずに見届けたい。

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
《ハシビロコ》
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