
ステージにはまず、製作総指揮/原案・脚本を受け持つレベルファイブ代表の日野晃博が登場。先日の制作発表会見の反響を受けて「(命を取り合うような物語が)いままのでレベルファイブ作品とは違った層に受けているようで、反響の大きさに驚いた」と述べた上で、ゲーム制作を始めたときからの夢だった映画化がかなって、嬉しく思っているとコメント。「キチンとしたモノを見せたい」という現場判断で映像の公開はなかったが、「昔ながらのジブリテイストな映像があって、それに豪華声優の皆さんの声で命が吹き込まれる。すごい作品になりそうだ」と、自信のほどを明かした。

続いて、ヨキ役の宮野真守、妖精ダンパ役の梶裕貴が大きな拍手に迎えられながらステージに登場。2人の演じるキャラクターを日野氏は、「ヨキは王様の側近で冷静沈着だけど、ただのいい人ではなく一癖も二癖もある人物。ダンパはお姫様のお付きで、かわいくて生意気なキャラクター」と説明。梶さんが思わず「日野さんから僕はこういう(人外キャラが得意な)イメージに思われているんですね(笑)」とツッコミを入れて、来場者を笑わせる一幕もあった。

すでにシナリオを読んだという宮野は「ファンタジーな世界でかわいい絵でありつつも、ハードで、シリアスで、攻め込んだ設定の超大作。大人も心を掴まれるじゃないかと演じるのをワクワクしています」とコメント。DS版からゲームを楽しんでいるという梶は「久石譲さんの音楽が楽しみ。(主役のユウを演じる)山崎賢人くんもシナリオが面白かったと言ってて、共演がかなったのが嬉しいです。アフレコ初挑戦なので現場でサポートします」と力強く宣言した。(※山崎賢人の崎は立つ崎が正式表記)

ステージ後半では、LINE LIVE限定で行われた声優オーディションに合格した、篠崎トオル役のせりしゅん、林ナナコ役の水瀬遥も登壇。ともに声優初挑戦という初々しさあふれる2人に、宮野と梶からは「せっかくの大舞台だから、緊張はすると思うけど楽しみながら演じてください」と先輩らしいアドバイスが贈られた。

『二ノ国』は2019年夏、全国にて公開。
(C)2019 映画「二ノ国」製作委員会
「AnimeJapan 2019」
パブリックデイ:2019年3月23日・24日
ビジネスデイ:2019年3月25日・26日
会場:東京ビッグサイト