GLAY×押井守 短編アニメ「Jet‘aime」2つの世界が融合 | アニメ!アニメ!

GLAY×押井守 短編アニメ「Jet‘aime」2つの世界が融合

イベント・レポート

jetaime.JPG 9月26日、都内ユナイテッドシネマ豊洲にて、短編アニメ『Jet'aime』の特別試写会が行なわれた。世界的に知られた映画監督押井守さんとロックバンドGLAYがコラボレーションする話題の作品だ。特別試写会にはGLAYのメンバー4人 TERU、TAKURO、HISASHI、JIRO、そして押井守監督が登壇し、トークイベントも開催、訪れたファンを喜ばせた。
 『Jet'aime』はGLAYの新曲『Satellite of Love』のプロモーション映像となっている。ただし、この映像と音楽、ふたつの才能の融合は、通常のコラボレーションとやや異なる。長さおよそ12分足らずの映像の中には、直接GLAYの新曲『Satellite of Love』を思わせるものはない。
 映像の舞台は、ある日突然滅びてしまったらしい地球。そして、人のいない東京・浅草に残された一匹のバセットハウンド犬、少女のかたちをしたアンドロイドを中心に物語は展開する。人のいない街角には、GLAYのポスターがあちらこちらに残るだけだ。

jetaimeohii.JPG こうした印象深いPVは、もともと押井守監督の熱烈なファンであるHISASHIの思いから始まった。GLAYの記念すべき10枚目のアルバムの企画として、押井監督にPVの制作をオファーした。この時に、押井監督が提案したのが今回の作品のコンセプトだという。
 押井監督は映像を作る時以外に音楽を聴かないため、実はGLAYを知らなかった。また、音楽に合わせて映像を作ることも出来ないと話す。
 そうしたなかでGLAYの曲を聴き、その楽曲がバラードであることを知り、真摯な祈り、思い、切なさを感じた。それが「愛」を表していることに気づいたという。そこで、その「愛」について正面から取り組んだのが今回の映像である。

 押井監督は「人間のいなくなった世界で愛は成立するのか?」、「コミュニケーションが出来ないなかで愛は届くのか」、「思いを届けることが出来るかどうかでなく、思いを持つことが大切」と、作品のコンセプトについて語る。
 そして、映像が完成した後に実際にGLAYの曲を合わせたところ、映像が変わって見えた、音楽を入れたら魂が入ったと表現する。初めてコラボレーションする人とうまく行くのはあまりないことで、今回はラッキーだったと喜ぶ。

 『Jet'aime』は10月13日に発売されるGLAYの10thアルバム「GLAY」初回限定版に同梱されるDVDに収録される。3年9ヶ月ぶり、GLAYが満を持してリリースするアルバムの目玉となる。
 一方、『Jet'aime』自体でも、今後さらなる展開がありそうだ。同作は今年6月に世界最大のアニメーション映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭の短編アニメーション部門に公式出品している。今後も世界各地のアニメーション映画祭に出品するという。押井守監督の最新の短編作品として注目を浴びることになりそうだ。

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『Jet‘aime (ジュテーム)』

 監督: 押井守
 絵コンテ/演出/キャラクターデザイナー/作画監督: 西尾鉄也
 音楽: GLAY
 美術監督: 増山修
 エグゼクティブ・プロデューサー: 石川光久
 プロデューサー: 石井朋彦
 制作: プロダクション I.G 
《animeanime》
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