「メカトロウィーゴ」が“あにめたまご”でアニメ化! その舞台裏と見どころは? 益山監督×岡田Pが明かす【インタビュー】 3ページ目 | アニメ!アニメ!

「メカトロウィーゴ」が“あにめたまご”でアニメ化! その舞台裏と見どころは? 益山監督×岡田Pが明かす【インタビュー】

文化庁平成30年度 若手アニメーター等人材育成事業「あにめたまご2019」より、『Hello WeGo!』を手がけたWIT STUDIOにスタジオインタビュー。益山亮司監督と岡田麻衣子プロデューサーに若手育成と作品の見どころについて話をうかがった。

インタビュー
『Hello WeGo!』(C)ウィットスタジオ/文化庁 あにめたまご2019
  • 『Hello WeGo!』(C)ウィットスタジオ/文化庁 あにめたまご2019
  • 『Hello WeGo!』(C)ウィットスタジオ/文化庁 あにめたまご2019
  • 『Hello WeGo!』(C)ウィットスタジオ/文化庁 あにめたまご2019
  • 益山亮司監督、岡田麻衣子プロデューサー
  • 益山亮司監督、岡田麻衣子プロデューサー
  • 『Hello WeGo!』(C)ウィットスタジオ/文化庁 あにめたまご2019
  • 『Hello WeGo!』(C)ウィットスタジオ/文化庁 あにめたまご2019
  • 「メカトロウィーゴ」が“あにめたまご”でアニメ化! その舞台裏と見どころは? 益山監督×岡田Pが明かす【インタビュー】

■熱い制作現場が良い作品を生み出す


益山監督
本来アニメーターはひとつの作品に対して責任を負って取り組むべきですし、かつてはそういう現場が多かったのですが、最近は制作本数の増加によって流動的にたくさんの作品に関わらざるを得なくなってしまいました。
その結果、ひとつあたりの作品に関与する割合は減り、作品に対してもチームに対しても関係性や責任が希薄になってきています。

――若いアニメーターが作品に深く関与し、先輩やチームメンバーと密なコミュニケーションを取れる機会が少なくなっているんですね。

益山監督
その通りです。人と話をしない、コミュニケーションを取らない、「アニメーションは個人の作業」というスタンスだと、当然お互い相手にアドバイスしようという動機もなくなりますよね。だから人が育たないんです。

今回、若手の方に上手い先輩の技術を見、直接話をして教えてもらいながらひとつの作品を作る。
気軽に誰かに相談したり話しかけたりできる現場を作れたのは特に成功した点だと思っています。実際の現場ではもうなかなか得られない、貴重な経験になったと思います。

『Hello WeGo!』(C)ウィットスタジオ/文化庁 あにめたまご2019
――良い現場を作れたんですね。

益山監督
良い現場を一度体験すると、その後もその良い現場を再現したいという気持ちに駆られるんですよね。
僕自身、若い頃に長くいた現場が良い現場だったからこそ、今回こういう事ができたんだと思います。

――具体的にはどの作品の現場だったんですか?

益山監督
若い頃に動画と原画で参加させてもらった『天元突破グレンラガン』の現場が、熱くて一番良い現場でした。

――なるほど、たしかに現場の熱さが作風にも現れていますね!

益山監督
無茶苦茶熱かったですね。動画、原画、作監、監督、撮影に至るまで社内一丸となって意見を言い合ってひとつのものを作る、手が空いたら上手い人でもすかさず他の作業のフォローに入る。
でも殺伐としているわけではなく作業を楽しんでやっている、という現場でした。ファンもそういう勢いを応援してくれていましたし、だからこそ現場もまた盛り上がれたんです。

――良い作品を作るためには良い現場が必要なんですね。

益山監督
原画マンがフランクに監督に相談できる、疑問に思ったことを素直に聞けるという関係性を今回作れたのはよかったですね。

チームメンバー用オリジナルジャンパー。チームのムード形成のための工夫のひとつ。

――それでは最後に『メカトロウィーゴ』のファンの方と、『Hello WeGo!』を初めて見るファンの方へのメッセージをお願いいたします。

岡田P
『メカトロウィーゴ』のファンにもちゃんと楽しんでもらえる作品にするための正解を知っているのはやはり小林さんですので、脚本や企画会議に参加していただき、しっかり応援していただきました。
勢いのある、『メカトロウィーゴ』の世界が膨らむ作品になったので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。

益山監督
本来のアニメーションの現場は多くの人が関わってコミュニケーションをとっていく場だと思うのですが、それができにくい環境の中、良い現場でオリジナル作品を作らせてもらえたのは本当に貴重な機会です。
関わってくださった皆様全員に感謝しています。

そういう意味で、若手だけでなく自分にとっても貴重な経験ができました。
そんな現場から生まれた作品ですので、作り手の楽しさをフィルムから感じていただけたらと思います。
《いしじまえいわ》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集