「電子コミック大賞2019」授賞式レポート 池田エライザ「メイドインアビス」の“度し難い”が口癖に? | アニメ!アニメ!

「電子コミック大賞2019」授賞式レポート 池田エライザ「メイドインアビス」の“度し難い”が口癖に?

電子書籍配信ストア・コミックシーモアが主催する“2019年に電子でヒットしそうなコミック”を読者の投票で決める「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2019」授賞式が1月23日、東京・恵比寿ガーデンプレイスにて開催された。

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電子書籍配信ストア・コミックシーモアが主催する“2019年に電子でヒットしそうなコミック”を読者の投票で決める「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2019」授賞式が1月23日、東京・恵比寿ガーデンプレイスにて開催された。


同日はアニメやマンガに精通した芸人の有野晋哉(よゐこ)、マンガを原作としたドラマや映画に出演する機会が多い池田エライザ、マンガ家・コラムニストの辛酸なめ子の3人がマンガトークを繰り広げた。

2回目となる本アワードでは、「BL部門」「TL部門」を新設され、出版社36社が推薦した“2019年に電子でヒットしそうなコミック”54作品がノミネート。前回の10倍を超える投票数が寄せられた。

全54作品の中から対象に選ばれた大賞は、『LV999の村人』(作家:岩元健一、星月子猫、ふーみ)。男性部門賞は『ゆうべはお楽しみでしたね』(作家:金田一蓮十郎)と『鬼を飼う』(作家:吉川景都)、女性部門賞は『この男は人生最大の過ちです』(作家:九瀬しき)と『蒼竜の側用人』(千歳四季)がそれぞれ受賞した。

■池田さんの徹底した役作り




冒頭、池田は「普段はひっそりとマンガを読んでいるので、お仕事でこのような場に立たせて頂くのは不思議な感じです。マンガの話になると早口になってしまう」と、マンガを愛するゆえに家にいる時の素の自分になりそうだと述べた。

マンガ原作のドラマや作品に出演する際は、徹底した役作りをするとのこと。「(脚本だけでなく)原作者の方の愛情や、そのキャラクターに込めた本質を学ばせて頂く。ファンの方もいらっしゃるので、その方々が抱いている理想像をリスペクトしながら、私だったらどういうアプローチができるか」を模索すると言う。
さらに、「原作だけでなく、アニメ化されていればアニメも、ファンブックがあればファンブックも読みます。読者がその原作のどこを好きになるかを知ることができるので、私も役に惚れ込みながら撮影に臨む」ことを明かした。

また、マンガキャラクターの服装や口調にすぐ影響を受けてしまうらしく、最近は『メイドインアビス』のレグの「度し難い」を口にすることが多いそうだ。

■それぞれノミネート作品をどう見たのか?


池田は気になる作品に『LV999の村人』をあげた。「『小説家になろう』で連載している小説はよく読んでいて、この作品もマンガから入って原作も追いかけるくらい好きになりました。“なろう系”マンガ作品は異世界転生やチートをテーマにしたものがたくあるんですけど、その中でも読んでいて次の展開がすごく気になる。主人公がカッコ良くて好きです」と絶賛した。


有野は「『ゆうべはおたのしみでしたね』が面白かった」として、「オンラインゲームをやる人同士がルームシェアをして恋に発展するのか気になりますね。こういう時代になったんだなと教えられますし、オンラインゲームをあまり遊ばないので勉強になる」と述べた。


辛酸は同マンガ賞にノミネートされた54作品を見て、「男性はグルメ系が多くて、女性はハイスペックで王子様のイケメンが平凡な主人公を好きになる王道系が多いですよね」と、男性は食欲で女性は愛欲に分けられると分析した。

■それぞれにとってマンガは?


有野は「暇つぶしです。マンガにハマったのはそこがきっかけです。新幹線の移動の時とか新大阪の駅で気になるマンガを全巻買って読んだ」とのこと。

池田は「師匠です。本来は暇つぶしや息抜きに読むものだと思うんですけど、ふと読んだマンガのコマでパンチを食らうと言うか、そのセリフが頭から離れなかったり、固定概念から解放されて気持ちよくなったりすることがあります」と回答した。

辛酸は「人類の進化に欠かせないもの。絵と文章があるので右脳と左脳を繋いでくれる。全脳が活性化するので、小さい時から読んでいった方が良い」と持論を展開。これを受けて、池田は「マンガに肯定的な親になりたいなと思いました。絵本を読ませつつも、マンガはこれがおすすめだと教えてあげられるようになりたい」と将来の目標を語った。

■電子書籍の良さは?描いてみたいマンガは?




電子書籍の良さについて有野は「紙の書籍より持ち運びしやすい」ことをあげ、池田は「移動時間に読めるのと現場で何を読んでいるかバレない。覗かれたら終わりですけど(笑)。あとは家で置く場所に困らない。貢献したくて全巻買うことがあるので」と回答。

さらに、描いてみたいマンガを聞かれると、池田は「エンタメは書けないと思う。ちょっと暗い話にはなるかもしれないけど、十代とか気持ちが決まっていない時期の話を書きたい。以前、小説家になりたくてそういう話を書いていた」ことを明かした。

有野は「(マンガ原作者として)食べ歩きをしてそこがおいしかったからマンガ家に描いてもらうといった体験レポが面白そうですね」、辛酸は「最近は長いページ数のマンガを描いていないのですが、去年くらいまでは臨死体験やあの世を見た人に取材してマンガ描いていたので、そういった人が現れたらまた取材して描きたい」と伝えた。

また池田は演じてみたいキャラクターについて、「アクションをちゃんとやったこと無くて、『進撃の巨人』や『東京喰種トーキョーグール』 などアクションマンガの実写化で読んで頂けるように精進します」と抱負を語った。



[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]
《乃木章》
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