「BAKUMATSU」中村悠一×江口拓也、第2期を大胆予想! あの偉人が“画伯”の手にかかると…【インタビュー】 2ページ目 | アニメ!アニメ!

「BAKUMATSU」中村悠一×江口拓也、第2期を大胆予想! あの偉人が“画伯”の手にかかると…【インタビュー】

2018年10月より放送スタートし、第2期制作も発表されたTVアニメ『BAKUMATSU』。主人公・高杉晋作を演じた中村悠一さんと、桂小五郎を演じる江口拓也さんにインタビューを行い、第1期の振り返りから第2期への期待を語ってもらった。

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『BAKUMATSU』(C)FURYU/BAKUMATSU 製作委員会
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■もし外伝で描かれるストーリーがあるなら?



――では、逆に外伝として観てみたいストーリーはありますか?

中村
原案ゲームだと、攘夷志士と新撰組、徳川幕府の派閥がありますが、将軍目線が面白いかもしれません。話にしやすい攘夷志士や新撰組と違って、将軍が主人公というのは、なかなかないですから。

江口
あとは無限斎目線で十二将をスカウトしに行くのも観たい(笑)。「飛び過ぎちゃった~」とか言って原始時代に行って、「言葉が通じないよ」とかあるかも。

中村
謎の女(高須久子)とのダメな夫婦感みたいな旅もあったかもしれないですしね。「よーし、関ヶ原見ちゃおうか♪」みたいな(笑)。
「あれ、幸村じゃない!? 実は本名は違うって知ってた?」といった、しょうもないやり取りも観てみたい気もします。

――確かに、松尾芭蕉なんて会わないとあのような人物だったとは分からないですよね。


中村
戦闘の得手不得手を考えたら、普通は芭蕉をピンポイントでスカウトしに行かないと思います(笑)。
たまたま、芭蕉が戦うところを見たんでしょうね。「おいっ! 今の見たか? 声をかけよう。あいつなら世界を変えられる」みたいな(笑)。

江口
それぞれ、言葉で説得したのか、物で説得したのか、気になりますしね。それでより十二将が際立つんじゃないかなと思います。

――とくに印象に残った偉人は誰でしたか? または観てみたい偉人はいますか?

江口
印象に残ったのは、やっぱり芭蕉さんですかね。トリッキー過ぎましたもん。あと五右衛門の釜ゆでがえげつなかったな。「ギャー!」と叫び声が響く中、奥では「ひでえことしやがる」と言っているんですけど(笑)。
アニメでもなかなかあんなむごいことやりませんから。鬼の所行ですよ(笑)。

中村
観てみたいのは、織田信長や豊臣秀吉ですかね。戦国時代なので今の時代で日本のトップになるのとは全く違うわけですから。秀吉のように百姓から関白まで上り詰めるといった、ほぼ不可能に近いことを成し遂げるのはどんな人なのか気になる。

ひょっとしたら、「え? 俺でもやれるんじゃない?」みたいなしょぼいおじさんかもしれないし、やっぱり圧倒的に何かが違うのかもしれない。確かめたい気持ちはあります。

■第2期は原案ゲームの主人公(プレイヤー)が登場する可能性もある?



――高杉や桂を演じるうえで、共感すること、あるいは逆に共感できないところはありましたか?

江口
どうだろう……桂がここまで自由奔放な晋作さんと一緒にいるのに驚いているんですよ。
親友でも好き勝手されたら怒ると思うんです。それが彼の志に惹かれ、どちらかというと、忠義に近いように寄り添っている。
彼と一緒にいることで面白い世界が見られるから桂は付いていくんだろうなと、徐々に見えてきたところですね。


中村
僕は共感とまではいきませんが、高杉たちが国の形や在り方を変えるために行動できたのが良いなと思いますね。現代とは違う幕末の動乱で、行動することで変化が起きる可能性があったからこそだと思いますが。

理解できないのは、高杉がバディだと言うわりに、桂のことをあまり気にしないところ(笑)。
吉田松陰先生のことで無限斎とやり取りをしている時も、俺はどうしたいという会話のやり方なんですよね。
相棒なんだから一緒にいないこともありますけど、もうちょっと気にかけて欲しいなと思います。


江口
気持ちとしては自由奔放な夫を持った妻ですよ(笑)。好き勝手やっちゃってくれて……。

――史実の流れに沿っている作品ですから、高杉は27歳で亡くなるのでしょうか……。

中村
アニメの設定でも27歳ですから、死期が近いですよね?
実は僕の中では、もうそろそろ死にそうな空気感を感じています。「あれから数ヶ月、突然、症状が悪化し……」みたいなパターンもあり得るので注目ポイントですね(笑)。
結核という病気ですから一緒にいる桂も危ない。

江口
そうですよね。本来ならバディ組んでいる場合じゃない(笑)。

――桂も史実では、この後、政治家として活躍するようになりますよね。

江口
切れ者であることを上手く活かしていくようですね。史実でも剣の達人として知られていて、アニメでも剣で活躍しました。
一方で、幕末後期では「逃げの小五郎」と呼ばれていて……立場が偉くなって安易に戦場に立つわけにはいかなったからだと思いますけど。「とりあえず逃げる」となると、高杉は死んで、桂は逃げる……話が一向に進まない(笑)。


――では、第2期で活躍して欲しいキャラクターは?

中村
新撰組はもうちょっと出番があるのかな、という気はしますね。第1期の無限斎の兵隊というポジションから関係性が変わるので、どういうふうに登場するのか気にはなりますけどね。
本来の徳川に仕えて水を得た魚になるのか、はたまた……。ただ、晴明にそれぞれが死ぬ未来を見せられていますからね。本当に新キャラクターが主人公の可能性もあるんじゃないでしょうか。

江口
無限斎が支配した世界の延長線の現代に舞台が移って、ゲームの主人公が登場して過去に飛ばされるみたいなのもあり得るかも知れない。
彼女が元の正しい歴史に戻していく。そうしたら、原案ゲームにも結びついていくじゃないですか。

――あらためて第2期の注目ポイントを教えてください。

江口
本当に予想がつかない作品なので、皆さんと同じ気持ちで待っている状態です。残りの十二将や意味ありげな土方歳三など注目しつつも、外伝なのでいかようにでもストーリーが展開されるのが面白いところです。

我々も好き勝手言ってますけど(笑)、皆さんも待っている間は「どんなふうになるんだろう?」と妄想を膨らませていい時間だと思います。

中村
ゲームから「遠く行きすぎじゃない?」という気もしないでもないですが、「いつか原案ゲームの世界に繋がるのか」その辺りを第2期でどうまとめて落とすのかが楽しみですよね。
あと、史実のキャラクターなので、今のうちに史実を確認しておくのも面白いかも知れません。

→次のページ:江口さんが第2期に登場する偉人をイラストで予想!
《乃木章》
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