実在していたスポーツアニメの必殺技7選~「キャプ翼」から「黒バス」まで | アニメ!アニメ!

実在していたスポーツアニメの必殺技7選~「キャプ翼」から「黒バス」まで

アニメならではという印象が強い“必殺技”ですが、なかには実在するものや、人の手によって再現されたものも。実在するアニメ必殺技を紹介する本シリーズ、第一回は「スポーツアニメ」編です。

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『ドラゴンボール』孫悟空の「かめはめ波」や『ONE PIECE』モンキー・D・ルフィの「ゴムゴムのピストル」など、アニメキャラクターの活躍と“必殺技”は切っても切れないものです。現実離れした技が派手に決まるシーンは、ジャンルを問わず作品の大きな見どころではないでしょうか。
アニメならではという印象が強い“必殺技”ですが、なかには実在するものや、人の手によって再現されたものも。実在するアニメ必殺技を紹介する本シリーズ、第一回は「スポーツアニメ」編です。

【野球】大リーグボール1号(『巨人の星』星飛雄馬)
フィクションにおける“魔球”の代名詞として知られる「大リーグボール1号」。『巨人の星』の星飛雄馬が、投手としての“球質が軽い(打たれると飛びやすい)”弱点を逆手に取るべく編み出した、打者が構えるバットに狙い投げ「打たせて取る」ための必殺技です。
プロ野球・埼玉西武ライオンズの高橋光成選手は、前橋育英高校時代に出場した第95回全国高校野球選手権大会(2013年夏の甲子園)において、この「大リーグボール1号」を再現しています。意図したものではなく、すっぽ抜けた投球がうまく打者の構えたバットに当たった形ですが、見事キャッチャーゴロに仕留めました。

【アメリカンフットボール】デビルバットダイブ(『アイシールド21』小早川瀬那)
『アイシールド21』の主人公・小早川瀬那は、“パシリ”に使われていた経験から驚異的な脚力を身につけたキャラクター。タッチダウンではそのスピードを生かし、頭から突っ込んで密集したラインを飛び越える「デビルバットダイブ」を狙うことも多いです。
危険で難易度の高い技ですが、NFLの名ランニングバックだったラダニアン・トムリンソン選手は、40ヤード走4秒46と瀬那さながらのスピードで「デビルバットダイブ」を実演していました。

【ゴルフ】旗つつみ(『プロゴルファー猿』猿谷猿丸)
『プロゴルファー猿』に最も多く登場する必殺技といえば、ピンフラッグ(旗)にボールを命中させて真下に落とす「旗つつみ」です。天才ゴルファーの主人公・猿谷猿丸は、狙って打てるほどこの技を得意としています。
アメリカのプロゴルファーであるマット・クーチャー選手は、2016年5月の男子ツアーでこの「旗つつみ」に成功。また日本の薗田峻輔選手も、2010年のフジサンケイクラシックでフラッグに当てピン根元にボールを寄せています。

【サッカー】ツインシュート(『キャプテン翼』大空翼&岬太郎ほか)
『キャプテン翼』における必殺技といえば、大空翼と岬太郎の“ゴールデンコンビ”が繰り出した「ツインシュート」を思い浮かべる方も多いはず。1つのボールを2人で同時に蹴り込むことで、不規則な回転が加わりボールが大きく揺れるというシュートです。
Jリーグ・セレッソ大阪の山口蛍選手と扇原貴宏選手は、『キャプテン翼』の必殺シュートをJリーガーが再現する企画「Jリーグ×キャプテン翼 ドリームシュート 2014」内で、この「ツインシュート」に挑戦しました。動画はYouTube「Jリーグ公式チャンネル」にて公開されており、430万回以上も視聴されています。

【テニス】ブーメランスネイク(『テニスの王子様』海堂薫)
「ポール回し」の名称で実在する「ブーメランスネイク」は、ポールの外側を通してコート内にボールを打ち返す必殺技です。『テニスの王子様』の海堂薫は偶然からこの技を放ち、特訓を重ねて意図して打てるようになりました。
実際のプロテニスでは、ラファエル・ナダル選手やロジャー・フェデラー選手といったトッププレイヤーが「ポール回し=ブーメランスネイク」を成功させた経験があり、錦織圭選手も2015年の全仏オープンでこの技を決めています。

【バスケットボール】流星のダンク(メテオジャム)(『黒子のバスケ』火神大我)
『黒子のバスケ』の火神大我は、持ち前の驚異的な跳躍力で私立誠凛高校の不動のエースとして活躍するキャラクター。彼の「流星のダンク(メテオジャム)」は、相手ブロックを寄せ付けないほどに高く飛び、遥か上からボールを叩き込む必殺技です。
NBAで現役最高のセンタープレーヤーとして知られるドワイト・ハワード選手は、211センチもの長身とその跳躍力を駆使し、「流星のダンク(メテオジャム)」そのもののパフォーマンスを披露したことがあります。

【プロレス】キン肉バスター(『キン肉マン』キン肉スグルほか)
『キン肉マン』の主人公・キン肉スグルが使用する「キン肉バスター」は、対戦格闘ゲームや各種パロディだけでなく、実際のプロレスでも目にする機会の多い必殺技。相手の身体を逆さまに抱え上げ、その首を肩口に乗せた状態で両足を掴んで股裂きにし、空中から尻もちをつくように着地して衝撃でダメージを与えるという迫力の大技です。
実在のプロレスラーでは、プロレスリング・ノア所属のモハメド・ヨネ(本名:米山聡)選手が使い手として名を馳せており、『キン肉マン』の原作者・ゆでたまご氏から「キン肉バスター」の名称を用いる公認も受けているとのことです。
《仲瀬 コウタロウ》
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