今夜放送、ガンダム好きは“3倍”楽しめる「名探偵コナン 純黒の悪夢」の魅力 | アニメ!アニメ!

今夜放送、ガンダム好きは“3倍”楽しめる「名探偵コナン 純黒の悪夢」の魅力

『名探偵コナン 純黒の悪夢』が4月14日に金曜ロードショーで放送。ガンダム好きなら3倍楽しめる本作の見どころを解説する。

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2016年4月に公開され、興行収入60億円を超える大ヒットを記録した『劇場版 名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』が4月14日に金曜ロードショーで放送される。本作はテレビアニメ化20周年に加え、劇場版も20作目というまさにアニバーサリーに相応しいお祭り作品。ストーリーやアクションシーンはコナンファンに限らず多くの人が楽しめるものとなっている。
が、しかし!この作品にはぜひとも『ガンダム』ファンに見てほしい。そんな『ガンダム』好きに向けた本作の見どころを解説する。

■ アムロとシャアが再び…ところどころに見える“ガンダムな”キャラクターたち

本作はシャアとアムロの対決…ならぬ池田秀一さんと古谷徹さんの演じる2人のキャラクター対決が注目を集めた。そこで『名探偵コナン』でこの二人が演じるキャラクターを中心に紹介する。

☆赤井秀一と安室透ってどんな人?初めて知る人への基本情報
池田秀一さん演じる赤井秀一は、下の名前はそのままに、シャアのカラーである“赤”が苗字に入っている。初登場はテレビアニメ230話、コナン達が巻き込まれたバスジャックに同乗する客の一人として描かれた。その正体はFBI捜査官であり、700ヤードからでも標的を逃さないという凄腕スナイパーだ。射撃の腕はシャアと同じく一流。年齢は明かされていないが、弟が28歳であることから、それよりも上であることが考えられている。

対して、古谷徹さん演じる安室透は、下の名前の読み方が同じ。テレビアニメ667話とかなり後に登場。コナンたちが招待されたパーティーのレストランのアルバイトとして初登場する。しかしレストランでの事件発生後、私立探偵であることが明かされ推理を披露した。その後毛利小五郎の推理に感動し弟子入り、すぐに毛利探偵事務所の横にある喫茶ポアロでバイトを始めている。年齢は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のアムロと同じ29歳。

☆「黒の組織」が絡む二人の正体とは…?
赤井は過去に「黒の組織」に3年間潜入捜査し、コードネーム「ライ」を与えられるほど組織から信頼を得ていた。しかし作中の2年前にFBIであることがバレてしまい、組織を脱出。今は捜査官として彼らを追い続けている。
一度作中で死亡したかのように描かれたが、それはそう思わせる偽装であることが後々分かった。今は変装し、「沖矢昴」という偽名で工藤新一の家に居候している。この流れはシャアからクワトロへの変化に似ている。ちなみにこの沖矢昴という名前、オキヤスバル…オキャスバル…とどこか聞いたことのある響き。

安室の正体は「黒の組織」のコードネーム「バーボン」で、公安警察から潜入している「降谷零」。幼少期に組織の重要人物と関わっていたような描写があるが、まだ謎な部分が多い。仲間の死に赤井が絡んでいることからただならぬ執着を持っている。死亡したことを信じず、「赤井を殺れるのは自分だけ」とその後も一人で調査を続けていた。
普段は冷静なキャラクターだが、赤井が死んだと聞いても探し続けるところは、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のアムロと共通する。見た目も性格もアムロに似ている部分はないが、しいて言えば手先が器用で、やってみるとなんでもできるタイプである。

赤井と安室は、「黒の組織」時代の因縁もあるが、FBI対公安という図でもある。作品を越えても永遠のライバルというのが、ファンとして熱くなるところだ。

☆なんだ男か…2人の活躍する劇場ならではのキャラクターも
そして劇場版だけ登場するゲストキャラクターに風見裕也という人物がいる。今のところ本作にしか出ておらず、声を飛田展男さんが演じている。降谷零の部下の公安警察官で、作中では「黒の組織」の人物を追っていた。ところでこの名前、風見裕也…カザミユウヤ…カザミユ…女みたいな名前じゃないから安心だ。
アムロ、シャア、カミーユの声優が揃ってアニメに出演するのは、おそらく2008年の『ワールド・デストラクション 世界撲滅の六人』以来。貴重な共演である。

これだけでも盛りだくさんだが、それぞれの絡むストーリーにはガンダムを匂わせる名前が度々登場する。特に赤井秀一には世良真純(せらますみ)と羽田秀吉(はねだしゅうきち)という妹と弟がいる。せらますみ…セラマスミ…セラマス…。
大御所の声優陣が多いため、『ガンダム』シリーズのキャストが数多く出演しているのも特徴。その中でもガンダム搭乗者は灰原哀や服部平次、高木刑事、京極真など主要人物を演じている。

(次:まだだ、まだ終わらんよ!という怒涛の展開)
《タカロク》
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