『名探偵コナン から紅の恋歌』が「かるた」を題材にしていることから実現した今回の対談。キャリアの先輩として、終始笑顔を見せながらトークを進める青山。それに対する末次は『名探偵コナン』シリーズの大ファンということで、笑顔の中にも緊張感が見え隠れしていた。
対談では最新作のテーマになっている「百人一首」への思いから両作品に通じる「恋物語」の魅力、さらにはキャラクターイラストを描く際のポイントなどが語られた。
特に盛り上がりを見せたのが、お互いの作品について感想を述べる場面だ。青山は『ちはやふる』を熱心に読んでいるそうで、キャラクターでは真島太一がお気に入りだとか。さらにはテレビアニメの声優にまで話題が及んだかと思えば、「実写映画を鑑賞した」という言葉も飛び出す。青山がお気に入りのシーンの数々を伝えると、末次も喜んでいる様子だった。
一方の末次は、子供の頃から『名探偵コナン』の大ファン。大人になった現在でも、毎年春になったら劇場版を欠かさず鑑賞するという。
末次は多くのファンと同様に結末がどうなるのかが気になっている様子。「早く蘭を安心させてほしい」と話すが、「でもそうなるとストーリーが終わってしまうから…」と複雑な心境も吐露していた。さらに末次は「私が死ぬ前に完結してほしい!」とファン目線のメッセージを送った。
対談の中では、青山が劇場版に初登場する大岡紅葉を、末次が綾瀬千早&若宮詩暢を1枚の色紙に描いていく試みも行われた。
まずは末次が持参したペンを取ると、迷うことなく色紙に線を描き込んでいく。青山はイラストを描く際に下書をするそうだが、末次はいきなり清書をするという。また描き始めるパーツもそれぞれに違いが見られ、些細な点にも漫画家それぞれの個性が見て取れた。
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その後青山にバトンが渡ると、慣れた手つきで色紙を華やかなものへ仕上げていく。青山はイラストを描く際のこだわりとして、地味にならないようブルーを多用していくという。
青山曰く「ブルーは黒と同じ」という考え方だそうで、色を持たせることでイラストを鮮やかにしているとのことだ。
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青山のイラストも完成したところで今度はお互いにサインを入れて無事に完成。30分弱という短い時間だったが、非常に完成度の高い合作イラストが出来上がった。
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最後は「新作映画も楽しみにしています!」(末次)、「千早と詩暢のクイーン戦を楽しみにしています」(青山)とお互いにエールを送り合い、対談は幕を閉じた。