3月10日、ポリゴン・ピクチュアズのグループ会社であるジェー・キューブはアニメ制作ツール・Manekiの発売を開始した。5月20日公開の劇場アニメ『BLAME!』でも使われたツールを利用できる。Manekiは次世代コンテンツを効率的にHD/4Kレンダリングするために設計されたオールインワンのアニメ制作ツールだ。従来のソフトの場合、レンダリングの時点では画面に単一の光を当てることしかできないため、複雑な陰影やグラデーションを映像で表現するのは難しかった。だがManekiは空間の光を正確にシミュレーションし、コンポジットすることなくセルルックCGの陰影を瞬時に塗り分けることが可能となった。劇場アニメ『BLAME!』ではManekiを使って複雑なグラデーションと繊細な色味を映像に加えている。それによってセルルックCG特有のフラットさを解消し、より立体的で魅力的なキャラクターを誕生させた。さらに『シドニアの騎士 第九惑星戦役』のパッケージイラストを使用したテスト画像も公開。従来のソフトウェアでレンダリングした未加工の画像と、Manekiを使用してレンダリングした未加工の画像、コンポジットした最終結果を比較できる。ポリゴン・ピクチュアズは1983年7月に設立されたアニメ制作会社である。マレーシアの制作拠点であるSilver Ant PPI Sdn. Bhd.、映像ソフトウェア開発の株式会社ジェー・キューブのグループ2社を含め、400名以上のクリエイターが在籍中だ。ジェー・キューブは3DCG制作の研究開発サービスやコンサルティングを担当。イタリア人であるパオロ・ベルト・デュランテを中心としたビジュアル開発者チームがハイクオリティな映像表現を可能にするツールを作成している。『BLAME!』『シドニアの騎士 第九惑星戦役』(c)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局
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