“しゃべる動物たちのアニメーション映画復活”『ズートピア』のプロデューサー:クラーク・スペンサーに訊く 2ページ目 | アニメ!アニメ!

“しゃべる動物たちのアニメーション映画復活”『ズートピア』のプロデューサー:クラーク・スペンサーに訊く

『ズートピア』のプロデューサーであるクラーク・スペンサー氏に、映画で何を目指したのか、そして映画誕生のきっかけを語っていただいた。

インタビュー
(C)2016 Disney. All Rights Reserved./Disney.jp/Zootopia
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  • (C) 2016 Disney
■ 偏見や先入観を捨てること、今、世界が求めていることと重なった『ズートピア』

『ズートピア』は日本だけでなく、世界でも興行収入10億ドルを超える大ヒットを実現した。一体、何が国境を越えた共感を呼ぶのだろうか?スペンサー氏に聞くと、いくつもの明確な答えが返ってきた。そして、『ズートピア』のテーマはいま世界からまさに求められているものだという。

―『ズートピア』は世界で大きな支持を受けています。作品が人々の心に刺さるポイントはどこにあるのでしょうか?

C・S
「ひとつは壮大で、ユニークで、誰も観たことのなかった世界があるでしょう。そして何よりも主人公のジュディ。どんな試練ぶちあたっても、絶対に負けないで、前に進んでいく。これが刺さるのでないでしょうか。エモーショナルな部分が大きな映画だと思います。」

―それは世代を超えてですか?

C・S
「そうですね。これは子離れの物語でもあります。ジュディは田舎町の両親を離れ、大都会で警官になる夢を叶えるわけです。子どもを送り出し、自立させる親としての立場も共感できるはずです。」



―ドラマであると同時に楽しさもいっぱいあります。

C・S
「ユーモアもたっぷりです。さらにアニメーション映画には珍しいミステリーの要素も盛り込みました。それも受けた理由です。」

―世界的大ヒットを、制作チームはどう受け止めていますか?

C・S
「もちろん皆大喜びです。これだけ世界中の皆さんに愛されるは本当に誇らしい気持ちです。逆に謙虚な気持ちにもさせられます。
5年前にプロジェクトをスタートした時は、公開のタイミングが大事だと考えていました。映画が公開された時に、このテーマが受け入れられるか想像がつかないですから。それがちょうど世界が求めているものと重なりました。“周りが決める自分でなく、自分がなりたい自分になっていく”というテーマ、“偏見や先入観を捨てることでよりよい世界を実現する”、それがいま世の中に特に求められているのでないでしょうか。」

スペンサー氏は、作品のテーマと時代の一致をヒットの理由に挙げた。確かに自分らしい自分、偏見も先入観もない世界はいま最も求められている。しかし、それは同時にいつの時代にも多かれ少なかれ課題になってきた。そうした意味で『ズートピア』は、時代に流されない普遍性を持った作品とも言える。
かつてハワード監督が『ロビン・フッド』に夢中になったように、『ズートピア』に夢中になる子どもたちが今後数多く誕生するに違いない。そして、『ズートピア』は時代を超えた傑作として受け継がれていくのだろう。

「ズートピア MovieNEX」
発売日:8月24日
価格:4,320円(税込)

『ロビンフッド』は、DVD(2,800円+税)で発売中。デジタルも配信中。
公式サイト:http://www.disney.co.jp/studio/animation/0045.html
コピーライト:(C) 2016 Disney
《animeanime》
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