フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭に併催される国際アニメーション見本市MIFAが2016年の力強い成長を見せた。6月14日から17日まで4日間にわたり開催されたMIFAの来場者数が前年比で4.5%成長し2800人に達した。来場者数の増加は12年連続となり、アヌシーは映画祭としてだけでなく、ビジネスや情報交換の場として年々注目が増している。さらに映像産業におけるアニメーションの重要性が世界的にますます大きくなっていることも反映していそうだ。その象徴的な出来事が、フランスのオランド大統領のMIFAへの訪問だろう。6月16日、忙しい公務の中、オランド大統領は地方都市アヌシーを訪れてMIFAを視察した。国内外のアニメーションビジネスの現状に耳を傾けた。フランスはもともと、映画をはじめとする文化とその関連産業への競争支援に積極的なことで知られる。そのひとつとして、アニメーションも重点分野に位置づけている。大統領の自らの来場は、アニメーション産業の存在を多くの人に印象付ける業界への側面支援になる。アヌシーがいまや数ある国際アニメーション映画祭の中でも飛び抜けた存在となったのも、こうした行政の支援の大きさも無関係でないだろう。アヌシー国際アニメーション映画祭は、1960年にスタート、世界で最も歴史が長く、規模の大きな国際アニメーション映画祭として知られる。2016年は6月13日から18日まで開催された。MIFAはこのなかで、国際見本市、企画マーケット、人材リクルートなどのビジネス面を担う。2016年は来場者だけでなく、参加企業も5.7%増の1200、バイヤーは380人(1.5%増)と堅調な成長を続ける。また世界68ヵ国から関係者が集まった。会場となる巨大な仮設テントは、各国の企業・団体で埋め尽くされた。とりわけ2016年は、中国企業の積極的なブース出展が目立った。日本からもユニジャパンや東京都、東京国際アニメアワードフェスティバルなどが出展をしていた。
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