■ 黒木華:一郎彦(少年期)前作『おおかみこどもの雨と雪』に続き、細田守監督の作品に参加できて凄く嬉しいです。監督の作品は共通のテーマとして「葛藤」を描いていることが多いと思います。最初に『バケモノの子』の脚本を読んだ時にも、壮大なストーリーだなと思いましたが、バケモノたちが人間的な葛藤をしている所が心に刺さりました。【一郎彦】というバケモノの男の子役でしたので、最初は声を低くしようかとも考えましたが、アフレコ現場に入ってみて、その部分は意識せず、より自然体に演じることを心がけました。短い時間の中でバケモノらしさを掴むのが難しかったですが、本作でもまた新しい経験をさせて頂きました。■ 宮野真守さん:一郎彦(青年期)普段なかなかご一緒する機会のない役者さんと今回の作品で共演できたことで、すごく刺激を受けました。親と子のあり方は本当に様々で、この『バケモノの子』はファンタジーを交えて、観た人がうらやむほどの大きな家族愛を描いているな、と思います。そして面白いのが、『バケモノの親』もまだまだ未熟なところ(笑)。親と子がお互いの穴を埋めあっていて、互いに成長し、未熟もの同士だからこそ得られる絆が、本当に温かくてすごく印象的です。■ 大野百花さん:二郎丸(少年期)前回の『おおかみこどもの雨と雪』に続いて細田守監督の作品に出られてすごく嬉しいです。今回は初めての男の子役、しかも猪のバケモノの子ども役なので気合いを入れて毎日家で練習しました。猪の声なんて誰も聞いたことがないので、最初は自分で自由に声を作ってみました。そこから監督のアドバイスを聞きながら、【二郎丸】の少年期の声を作り上げました。監督から「猪っぽかった、ぴったりだったよ」と言ってもらえてすごく嬉しかったです。■ 山口勝平:二郎丸(青年期)細田監督との作品作りは10年振り。またご一緒したいと思っていたので、今回念願かなって本当に嬉しいです。一人ぼっちの少年と一人ぼっちのバケモノが出会い、家族を形成していく物語の中で、その対局的なボジションにあるもうひとつの家族の一人【二郎丸】を演じました。共演の方たちの、役に対するアプローチや表現の仕方と、自分のやり方を照らし合わせながらアフレコすることができ、非常に良い刺激を頂くことができました。■ 諸星すみれ:チコ言葉ではなく鳴き声だけで表現するお仕事は初めてで、画を頼りに、いかに【チコ】の感情を表現できるのかを、考えました。最初に細田監督から、鳴き声だけど、【九太】に話しかけるような感じや、危険を知らせるようなイメージでなど、気持ちの部分の細かいアドバイスをたくさん頂いたので、とても演じやすかったです。常に【九太】の側にいつもくっついていて、彼に危険を知らせて導くお守り的な役目だということを意識して演じました。この作品では、言葉を使わず感情を伝える難しさを実感し、声優としても幅を広げられるとてもいい経験をさせて頂きました。■ 長塚圭史:九太の父アニメに声をあてるのは初めてでしたが、とても面白かったです。声を入れる前に僕が演じる【九太の父】が動くのをみて、早く声を入れてあげたい、という不思議な愛着を持ちました。これも面白い体験でした。細田監督の作品の世界が持つ、子どもの想像力というか、常識から転換して発想を広げ、思いもよらないものが目の前に広がる感覚は非常に共感する部分です。僕は渋谷生まれの渋谷育ちなんですが、具体的な渋谷の街の裏側に異界が見えるというこの作品の発想がすごく好きです。■ 麻生久美子:九太の母細田監督の作品は前作の『おおかみこどもの雨と雪』に続き2作目の参加です。【九太の母】役としてアフレコ自体は短い時間でしたが、すごく大事な台詞を頂いたと思っています。こういう短いけれど重要な台詞という出方が一番緊張しますが、参加させて頂いて嬉しかったです。監督は物腰が柔らかくて、作品から伝わってくる優しさ、そのままのイメージの方です。もちろん監督の作品も大好きで、ほとんど全作品観ています。
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