■ コミカルなラブコメであるが、”ヒロインのアドベンチャー”的要素が原作・アニメより色濃いニュアンスの仕上がり舞台には”いかにもセット”というものはない。光沢のある幕がかかっている。真っ白な衣装を着たアンサンブルが登場し、アカペラで合唱する。アンサンブルたちのコーラスが響き、それから始まる、というなかなか憎い演出だ。ヨノモリ社の神使の瑞希が狂言回し的な役割をする。こういうところは舞台ならではの”変化球”だ。客席に鞍馬が降りてくる。超人気アイドルという設定、本当に名刺を渡したりして、"鞍馬的つかみはOK"といったところ。最初から、たたみかけるような巴衛と鞍馬の小競り合い。簡単に人間(?)関係がわかる始まりとなっている。奈々生が何故、土地神になってしまったかが語られる。ここでミカゲが声だけ登場、もちろん、アニメでミカゲ役を演じている石田彰、声だけではあるが、存在感は圧倒的。それから奈々生の”アドベンチャー”が始まるのである。テンポ良く物語は進行する。アニメもそうだが、ポンポンと進んでいくが、アニメ・コミックのコミカルな雰囲気を踏襲しつつ、コミックやアニメでは解り得ないところも実は何気に描いている。例えば、お騒がせな雷神・鳴神姫は最初から出てくる。最初から登場させることによってキャラクターがよりはっきりと理解しやすくなる。”舞台”だから出来ることではないだろうか。登場人物やそのバックボーンがわかりやすくなっている分、それぞれのキャラクターの陰影がはっきりし、皆、それなりに理由があっての行動なのだということがわかる。コミカルなラブコメではあるが、”ヒロインのアドベンチャー”的要素が原作・アニメより色濃いニュアンス。ひょんなことで土地神になってしまった奈々生、災難に巻き込まれるというより自分から災難に飛び込んでいる。そんな前向きキャラクターを寺島咲が好演。ミュージカルは初めてというが、確かな演技で将来性を感じさせる。多彩な楽曲、アンサンブルの歌唱力が高く、ダンス・殺陣の水準も申し分ない。サブキャラの鬼婆、とにかく濃い。クールで皮肉屋・巴衛役の八神、しかし次第に奈々生が気になる様子をきっちりと演じていた。鞍馬役の南、いちいち”アイドルだから”の台詞がばっちり、自信過剰な鞍馬らしい。またライブのシーンはアイドルっぽい雰囲気で文句なく楽しい。ダンス・アクションは見所。マイケル・ジャクソンの”スリラー”っぽい振りもあったり、また流行りのコリオがふんだんに取り入れられたダンスシーンは観ていて単純に楽しい。アクションシーンはとにかく迫力満点。アンサンブルのフォーメーションがダイナミックで立体感のあるシーンになっていた。キャスト全員の熱演、弾けた印象のある楽しいエンターテインメント作品。演出家はミュージカルは初めてということだそうだが、初めてにしてはなかなかの力量、アニメはだいぶストーリーが進んでいるが、放映中の物語も是非、ミュージカル化して欲しい。
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