6月28日に上映初日を迎えた「攻殻機動隊ARISE」シリーズ第3部『攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears』が今回も好調な動きを見せている。土日二日間の興行ランキングでは第10位を記録し、観客動員数は2万人、興行収入は2400万円を突破した。さらにスクリーンアベレージ(1スクリーンあたりの興行収入)は洋画・邦画の大作をおさえて1位を獲得。全23館の上映館数にも関わらず、その注目度の高さを証明する結果となった。『攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears』は2週間限定のイベント上映であり、映画館では劇場限定版Blu-rayの先行販売を行っている。すでに完売した劇場が出るなど、こちらも人気のようだ。2013年6月に上映した第1部『border:1 Ghost Pain』も、本作と同じように公開二日間のスクリーンアベレージ第1位を記録。最終的な興行収入は1億円に達しており、第3部がその数字を超えることができるのか期待したい。また9月6日にはシリーズの4作目になる『border:4 Ghost Stands Alone』のイベント上映が控えている。2ヶ月後に迫るフィナーレに向けて加速していく「攻殻機動隊ARISE」に要注目だ。本作は原作、映画、テレビシリーズに続く、「第4の攻殻機動隊」として新たなスタッフで映像化に挑んだ大型プロジェクトである。総監督・キャラクターデザインはこれまでのシリーズでも作画監督などで活躍した黄瀬和哉さんを起用した。今年は原作の連載がスタートしてから25周年の記念年でもあり、様々な展開で作品を盛り立てている。[高橋克則]『攻殻機動隊ARISE』/http://kokaku-a.jp/
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