佐橋俊彦インタビュー:ミュージカル音楽を語る「テニスの王子様」は革命、「薄桜鬼」は凄い実験
佐橋俊彦インタビュー:ミュージカル音楽を語る。ミュージカル『テニスの王子様』は革命、ミュージカル『薄桜鬼』は凄い実験なんです!
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劇団四季以外の仕事も増え、不眠不休の日々を過ごしたそう。そんな折、人づてにあるプロデューサーと出会うことになる。
「ディナーショーとかのアレンジもやっていたんですけど、そのご縁で演出家の菅野こうめいさん(※3)と知り合って、菅野さんの推薦で片岡義朗さんをご紹介していただきました。SMAP主演のミュージカル『聖闘士星矢』(1991年)、大々的なミュージカルで、僕はロックをやっていてミュージカルの編曲をやっていた、一緒にやった和田薫はクラシック畑でアニメの音楽をやっていた、それを融合させたかったんですね。片岡さんは、若い人たちにとって親しみやすいアニメをミュージカル化したいと、もっと気軽に観に行けて楽しめるものを作りたいとおしゃってました」
その後『姫ちゃんのリボン』『赤ずきんチャチャ』と“2.5次元ミュージカル創成期時代”の作品を次々と手掛けるようになる。もちろん、その間に他の音楽の仕事、当時は博覧会ブームで横浜博、名古屋デザイン博などの音楽も手掛けていた。
「本当にうれしいことで、今から考えたらこんな体験出来ないですよね。で、しかも『姫ちゃんのリボン』とか……すごく面白かったですよ。この頃かな、ミュージカルって面白いと思い始めたんですよね。同時にアニメやドラマの仕事もやっていました。でも、ミュージカルって物語も歌も動いてる、同時進行する、まあ、コントロールしやすいんですね。自分の音楽である程度進行し、決めていけるのは面白いですよ、しかも生で展開していくんですから。それから『こちら葛飾区亀有公園前派出所』があって、水谷ケイさんがかっこよかったな。その後、『HUNTER×HUNTER』は面白い音楽つけてくれって言われて……手応えもあったし、仕事として気に入っていましたね」




