「M3―ソノ黒キ鋼―」オニグンソウさん(キャラクター原案)インタビュー前編 -漫画家にいたる道- 2ページ目 | アニメ!アニメ!

「M3―ソノ黒キ鋼―」オニグンソウさん(キャラクター原案)インタビュー前編 -漫画家にいたる道-

4月スタートの話題作『M3―ソノ黒キ鋼―』。キャラクター原案を担当したのは漫画家・イラストレーターのオニグンソウ先生だ。漫画家としてのルーツから作品参加まで、様々なお話をうかがった。

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■「これを描きたい!」というモチベーション

―AA
絵を描く際に、特に大事にしていることはありますか。

―グンソウ
自分は描きたいものがあって描くのがやはり原動力になるので、そこを持つようにしています。可愛い女の子が描きたいとか、かっこいい男の子が描きたいとか、服の皺を描きたいとかピンポイントなところででもです。描きたいものを持つのが一番大事なモチベーションかなと思います。

―AA
たとえばモチベーションがさがってしまった時に、それをあげるにはどうされているんでしょうか。

―グンソウ
一旦放り投げて、だらーっとします。そうすると締め切りが迫ってきて、描かないと大変なことになる。そこで「描きたいものは何だ!?」と自分から探して「今回このキャラクターのこの表情頑張ろう」みたいな感じです。最後はギリギリになって見つけたりしています。根性論みたいになってしまいますけど(笑)。
あとは感化されやすいタイプですので、描くものがなくてだらっとしている時は、テレビドラマや映画、YouTubeのMV、映画の予告編を見て自分の中でストーリーをふくらませるとかいろいろ刺激を受けます。それで描いてみようという気持ちに持っていきますね。

―AA
お話を伺っていると小学生の頃から描き溜めてきた技術の蓄積が大きく影響しているような気がします。そうした実感はありますか。

―グンソウ
描き溜めていたものが、自分の中でどれだけ実を結んでいるのかはまだ実感できていないです。特にデビュー前の作業がどれだけ身についたのかはまだわかりません。
原稿を締め切りまでに描いて収入を得る仕事は、やはり意識が違ってきます。落書きだったら時間をいつまででも取れるのを、締め切りの決まった期間の中でクオリティの高いものを描かなくてはいけない。となると効率とクオリティアップを同時に突き詰める。それで伸びていくと思うんです。
漫画家になって、ひとつの制約の中であえて過剰なこだわりを諦めるといった 割り切り方は学んで来たと思います。。納期や締め切りを守るのは絵を描く時に大切にしています。

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上記キャラクターはアニメで使用のキャラクターデザインです。

《animeanime》
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