古屋兎丸のコミック「帝一の國」 エンターテインメント性満載で舞台化! | アニメ!アニメ!

古屋兎丸のコミック「帝一の國」 エンターテインメント性満載で舞台化!

[取材・構成: 高浩美] アニメ×ステージ&ミュージカル談義■ 上昇志向の塊の主人公・帝一、並み外れたパワーで周囲を巻き込むキャラクター

連載・コラム
古屋兎丸のコミック『帝一の國』、
學蘭歌劇と銘打って、
エンターテインメント性満載で舞台化!

高浩美のアニメ×ステージ&
ミュージカル談義
[取材・構成: 高浩美]


■ 上昇志向の塊の主人公・帝一、並み外れたパワーで周囲を巻き込むキャラクター

『ライチ☆光クラブ』に続いて古屋兎丸のコミック『帝一の國』が學蘭歌劇と銘打って舞台化される。『ジャンプSQ.19』(集英社)にて2010年創刊号~2011年秋号に連載、その後は本誌の『ジャンプスクエア』に移り、2012年3月号から連載中。またラジオドラマにもなっている。
『帝一の國』、タイトルにある帝一とは主人公の名前。時代は昭和。帝一には野望があった、それは「総理大臣になって日本を世界一の国にすること」である。そのためのステップとして海帝高校の生徒会長になることは必須。入学時は成績トップ。海帝中学でも生徒会長だったこともあり、高校側も彼に期待。そして1年1組のルーム長に任命される。ここから帝一は“総理大臣になる”、そのためにはどんなことでも厭わないという決意を胸に夢に向かって邁進するのである。

この主人公を演じるのは『ライチ☆光クラブ』でも主人公のゼラを演じた木村了。この作品について木村は
「あり得ない世界観の中にある人間のリアルな感情表現の描写や、かと思えばコミカルな描写や伝えたいメッセージの根強さ。惹きつけられます」と語る。
『ライチ☆光クラブ』もそうだが、“それはないでしょ”的な設定ながらも登場人物のリアルな感情や行動には妙に納得させられる。古屋作品の特長とも言えるだろう。そしてこの主人公の並々ならぬパワーについては、
「上昇志向の塊の帝一に共感できるところは、勘違いさんな部分。役者の仕事も勘違いさんな部分がないと出来ない様に思います。違いは、自覚してるかしてないか、ですが」と語る。“勘違い”とは思わず、並み外れたパワーで周囲を巻き込む帝一のエネルギーと信念は脱帽ものだろう。コミックは圧倒的なスピード感で物語がぐいぐい進行する。帝一のようなキャラクターが身近にいたら、“ちょっと避けたい”と思うが、コミックだとなんだか親しみがわく、不思議な存在感のキャラクターである。そんな『帝一の國』の舞台化、木村は続けて
「最近何か刺激がないなぁ…普遍的な日常に飽きてきたなぁ…って方に、この舞台はお勧めです。また、そうでない方にでもお勧めです。新しい舞台の形を観てみませんか?」と〆てくれた。
脚本は『桐島、部活やめるってよ』の喜安浩平、演出は俳優、声優、演出等、マルチに活躍する小林顕作、期待出来る布陣であると言えよう。

《高浩美》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集