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感動の第八回声優アワード授賞式 徹底レポート

第八回声優アワード授賞式が文化放送のメディアプラスホールで盛大に行われた。“世界の声優アワード”目指すこのイベントをレポートする。、

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笑顔の授賞者とプレゼンターの方々。
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■ 他界したベテラン声優に想いを馳せる、故内海賢二の奥様野村道子「(夫が)夢に出てこないのは向こうが忙しいから」

特別功労賞は故人に送られる賞、故内海賢二の奥様で自身も声優で磯野ワカメ役としてもおなじみの野村道子がステージに。「去年から今年にかけていろんな方が逝きました。最近(夫が)夢に出てこないのはきっと向こうが忙しいからだと思います」とユーモアあふれるコメント。
続いて、故来宮良子、2008年には第二回声優アワード功労賞を授賞しているが昨年に惜しくも他界。所属事務所の俳協の理事長田代利之がステージに上がった「第二回声優アワードで功労賞をいただきまして、そのときに一言、“私、何にもしてないわよ”と。今日もこのことを報告いたしますが“恥ずかしい”というんじゃないかと思います。昨年11月25日に亡くなりまして、およそ60年間にわたる俳優人生、声優人生、ナレーション人生と完走いたしました。」と挨拶した。

その後、スクリーンには映像演出で昨年から今年にかけて他界した声優の名前と共に読み上げられた。
いずれも声優という職業の確立と地位向上に努めたベテランばかり。ほんのささやかな短い時間ではあったが、来場者は遠くに逝ってしまった故人たちの歩みに想いを馳せる瞬間でもあった。 

■ 助演男優賞、細谷佳正「実感がない」、
助演女優賞、石川由依「充実した1年」声優アワード常連“レジェンド”神谷「ひとつひとつの台詞に真剣に向き合う」


次に助演男優賞の細谷佳正が登場「授賞が決まった時は全然実感が湧かなくて……スタッフの方々が“よかったね”と喜んでくださったのが個人的には嬉しかったです」とコメント、「今日一日は大いに喜んで、明日から仕事、頑張ります!」と元気にシメた。
助演女優賞の石川由依はブラウンのドレス姿、白い髪飾りが華やさを添えていた。「2013年は私にとって凄く充実した一年でした」と振り返った。「『進撃の巨人』や素晴らしい先輩方に出会えて、素晴らしい一年でした。ただ、あまりにも新しいことをたくさんやらせていただいたので、自分のことで頭がいっぱいいっぱいで振り返る余裕もなく……ただ、この賞をいただいたことで改めて皆さんに感謝の言葉を述べる機会が与えられたと思っています」と語った。

そして最多得票賞は3年連続で神谷浩史が授賞。思えば2008年の第二回声優アワードサブキャラクター男優賞から始まり、2009年は第三回声優アワード主演男優賞とパーソナリティ賞。この受賞歴はもう“レジェンド”とも言える神谷。仕事の都合で登壇はかなわなかったが、所属事務所から本人のコメントが読み上げられた。
「……ひとつひとつの台詞に真剣に向き合ってきた結果としてこのような形で賞をいただき、声優という誇りある仕事を続けていく上で無上の励みとなります。生涯現役を目指し、日々精進していきたいと思います」というフレーズから神谷の声優という仕事に対する情熱が感じられた。
代理で登壇した所属事務所青二プロダクションの池田克明執行役員は「業界発展のために声優、スタッフ一同、頑張ります」とコメント。

《animeanime》
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