ビジネス関連企画は、「ビジネスセミナー」、「アニメコラボレーションショーケース」、「Production Work Street」、「アニメ業界就職課」、「オープンシアター」、「商談マッチング」などが設けられている。 「オープンシアター」は国内の代表的なアニメを上映、「アニメコラボレーションショーケース」はアニメとのコラボレーション商品や企画の実例紹介となる。会場に訪れたビジネス関係者へのビジネス提案につなげる。 実際にビジネスを生み出す場として、商談会やマッチング企画を用意する。作品紹介、コラボレーションの紹介から、実際のビジネスの場への流れを作りだすことになりそうだ。
「Production Work Street」と「アニメ業界就職課」は、今後アニメを仕事にしたいと考える人が主なターゲットになりそうだ。 「Production Work Street」では、アニメの企画や脚本、キャラ設定、さらに関連ビジネスなどアニメ製作工程の流れとビジネス展開を展示する。アニメの仕事を知る助けになる。 「アニメ業界就職課」は、アニメ業界の職域の紹介、必要とされる知識や技能を展示やセミナー形式で伝える。さらに映像ソフトメーカーやアニメ制作会社の現場の担当者が直接質問に答える就職相談窓口を設置する。 産業の規模に比べて、職種が多様で、企業の数も多いのがアニメ業界の特徴である。それだけに就職を考える際にも疑問や迷いも多いに違いない。そうした状況に応える企画になる。
ビジネスセミナーは、アニメ業界を見渡すものになりそうだ。AnimeJapan 2014の公式サイトからは、全部で14のプログラムが予定されていることが分かる。 なかには2013年まで東京国際アニメフェアで開催されてきたプログラムを引き継いだものも見られる。地域や異業種とのコラボレーションも主要テーマだ。 海外ビジネス関連の企画も多い。「Anime Festival Asiaのご説明と出展案内」、「DAISUKI.netビジネスセミナー」、「アニメ海外マーケティング最前線」、「アニメ海外配信ビジネス最前線」などだ。 一方で、コンシュマー向けのイベントと同時進行ということもあり、アニメの人材や仕事に関係するテーマも多い。これはアニメ業界を目指す若者にも、興味深いものになるだろう。