三鷹の森ジブリ美術館を運営する徳間記念アニメーション文化財団は、毎年、アニメーション文化の調査研究に取り組む研究者の研究活動の助成、支援「アニメーション文化活動奨励助成制度」を続けている。その平成25年度の助成対象の公募を開始した。対象となる研究領域は、アニメーションに関するものになる。理論・歴史に関するもの、制作方法や技術に関するもの、さらにこれらの趣旨に寄与する研究である。また、対象者は大学院修士・博士課程に在籍し調査研究期間中に進学を予定する者、大学・研究機関・教育機関、博物館・図書館で調査研究活動をする学芸員・図書館司書としている。さらに当該研究活動に従事できると財団が認めた者も含まれている。学術的であることを前提に、幅広い研究を求めていることが分かる。助成対象に選ばれると、1研究計画あたり50万円以内の助成が支払われる。助成申請は、調査研究計画の提出によって行う。助成を受けた調査研究は、2015年3月31日までに完了し、成果をまとめる必要がある。また、成果物は徳間記念アニメーション文化財団が行う普及啓発活動において自由に使用することが可能になる。調査研究計画の提出は、2014年1月31日まで。3月上旬に助成者を決定する。また、1月18日には13時から東京三鷹市の三鷹ネットワーク大学にて、助成制度の説明会が開催される。申請にあたって参加は必須ではないが、アドバイスなどを受けることが可能だ。アニメーション文化活動奨励助成制度の詳細は、三鷹の森ジブリ美術館の公式サイトで確認出来る。また、同サイトでは、今回の申請募集の開始と併せて、過去の研究成果「1928-45年におけるアニメーションの言説調査および分析」(平成16年度:佐野明子)、「漫画のアニメーション化における一考察」(平成18年度:桑原圭裕)のふたつを公開している。こちらの研究調査も是非、読んでみたい。三鷹の森ジブリ美術館/http://www.ghibli-museum.jp/アニメーションに関する調査研究活動をサポートします/http://www.ghibli-museum.jp/news/009454.html
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