2013年1月11日から隔週で全4回、三鷹ネットワーク大学にて第1回アニメーション文化講座が開催される。講座は、三鷹の森ジブリ美術館の協力で実施されるものだ。三鷹の森ジブリ美術館は、三鷹市にあることで知られている。これまでも毎年3月に市内で開催される三鷹の森アニメフェスタでも、美術館の協力企画が行われている。そうしたなかで今回もジブリ美術館が講座開催に協力する。講座はジブリ美術館と縁のある講師陣によって、全4回、古今東西から選りすぐったアニメーションを取り上げつ、作り手や時代背景などを解説する。また、国内における商用アニメーションの歴史、50年をたどり、現在制作されている作品に至るまでの系譜が明らかにする。講師の充実ぶりも注目される。アニメーション評論家のおかだえみこさん、プロデューサーとして高畑監督や宮崎監督と活動をともにした経験もある中島順三さん、押井守監督や原恵一監督とも親交が深い東京大学名誉教授の浜野保樹さんである。演題は第1回が「知っていますか? 世界のアニメーション~パイオニアからディズニー、フライシャーなど忘れえぬ作家たち~」、第2回が「東映動画の長編映画の時代~ディズニーからバトンを受け取った日本の作り手たち~」、第3回が「テレビアニメーションが到達したひとつの頂上~『アルプスの少女ハイジ』『未来少年コナン』の現場から~」、第4回が「アニメーションの現在~アニメーションで今、注視すべき問題と現状~」となっている。定員は各回40名で、全回通しでも各回バラでも聴講が可能になっている。今回は基礎教養編としている。しかし、要点を突いた内容になることは確かなので、この機会にあらてめて学んでみるのもいいかもしれない。[真狩祐志]第1回アニメーション文化講座/http://www.kouza.mitaka-univ.org/kouza/D1250400.php三鷹ネットワーク大学企画講座/三鷹の森ジブリ美術館協力第1回 アニメーション文化講座 基礎教養編~三鷹の森ジブリ美術館発 アニメーションを10倍楽しむために~曜日 1月11日・25日、2月8日・22日(いずれも金曜日)時間 19時-20時30分通し(全4回)一般 3000円、市民 2400円、市民学生 1800円、会員 1500円各回一般 1000円、市民 800円、市民学生 600円、会員 500円第2回以降のプログラム■ 第2回目 東映動画の長編映画の時代 ~ディズニーからバトンを受け取った日本の作り手たち~ 平成25年1月25日(金)■ 第3回目 テレビアニメーションが到達したひとつの頂上 ~「アルプスの少女ハイジ」「未来少年コナン」の現場から~平成25年2月8日(金)■ 第4回目 アニメーションの現在 ~アニメーションで今、注視すべき問題と現状~平成25年2月22日(金)