アニメ界で最も注目される監督のひとり原恵一監督が、初めて挑んだ実写映画『はじまりのみち』のBlu-rayとDVDが、12月5日に発売された。この発売を記念して、12月7日にタワーレコード秋葉原店で原恵一監督のトークとサイン会が開催された。トークは事前にTwitterにて寄せられた質問に答えるかたちとなったが、話題は『はじまりのみち』だけでなく、『クレヨンしんちゃん』や映画『カラフル』にまで及んだ。原監督の創作の秘密が随所にあるファンには興味深いものとなった。スタートは、やはりまず気になる『はじまりのみち』だ。本作は映画の巨匠・木下恵介の生誕100周年を記念したものだ。その生涯で特に印象的な戦中に母親をリヤカーに乗せて山越えをしたエピソードを映画化したものである。役者の配役の決め方では「バラエティ番組はよく観てます」との話も飛び出すなど、監督の意外な面も垣間見せた。また、ノンフィクションでありつつも、あまり記録が残っていないかったキャラクター像をどう作ったかなどの話にも及んだ。例えば「便利屋」が実際の人物とかなり異なって描かれた理由などが語られた。『はじまりのみち』からアニメ作品にも、話が広がる場面も多く見られた。例えば、『はじまりのみち』の上映でインドに行った際には、インドには『クレヨンしんちゃん』のファンが多いことを知り驚いたという。そのため、『はじまりのみち』の上映にも若い人が劇場に多く訪れた。食事について話題になると、アニメでは食事のシーンは描くのがかなり大変で、嫌がられるとのエピソードとなった。一方で原監督自身は、食事のシーンは意識的に描いているという。『はじまりのみち』でも、便利屋が架空のカレーを食べ、ビールを飲むシーンが印象的だった。また、アニメ映画『カラフル』でも、食事のシーンが多い。そこではあたたかい場でなく、緊張感のある場として食卓がある。クライマックスも食事のシーンとなった。最後に監督は、『はじまりのみち』を大好きな作品と宣言。自分の作品ではあるが、何度見ても飽きないと告白した。「自分でもこんないい作品ができるなんて期待してなかったんです」と初めての映画に大きな手応えを得た様子だった。Blu-ray 『はじまりのみち』 3000個 初回限定特典付き価格: 4935円(税込)DVD 『はじまりのみち』価格: 3990円(税込)発売・販売元: 松竹
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