『イヴの時間 劇場版』で、多くのアニメファン、映画ファンの心を揺るがした吉浦康裕監督の最新作がいよいよ日本で姿を見せる。ふたつの異なる世界に住む少年と少女の出会いを描いた『サカサマのパテマ』である。本作が10月17日から東京・六本木などで開催される東京国際映画祭の特別招待作品になることが決まった。19日に行われた映画祭のラインナップ発表で明らかにされた。『サカサマのパテマ』は、これまでもプロローグがネット配信されている。また、本編はフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭に公式出品されるなど大きな話題を呼んだ。しかし、実は本編は、国内でいまだ上映されていない。東京国際映画祭がジャパンプレミアとなる。吉浦監督と本作のパテマ役の藤井ゆきよ、エイジ役の岡本信彦の3人は、東京国際映画祭のオープニングセレモニー、グリーンカーペットに姿を見せる予定だ。そして勿論、10月24日に予定されているジャパンプレミア上映にも出演する。華やかな映画祭をさらに盛り上げることになる。本作は、前作『イヴの時間』で大きなムーブメントを巻き起こし、新世代のアニメ監督として注目されるようになった吉浦康裕監督の最新作である。連作短編のかたちをとっていた『イヴの時間』に対して、当初より映画を意識していた点で『サカサマのパテマ』は監督の初の長編アニメと言っていいだろう。ある日世界を襲った大異変により分離してしまったふたつの世界が舞台となる。空を嫌う世界で空に憧れる少年エイジの前に、突然現れた サカサマの少女パテマとの出会いが世の中を大きく変えることになる。映画は、11月9日に全国公開される。残りあと2ヵ月となるが、映画祭では一足早く、吉浦康裕監督の映像の世界を確認出来る。『サカサマのパテマ』11月9日(土) 全国劇場公開配給: アスミック・エース /http://patema.jp/
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