映画は、グルーやマーゴ、イディス、アグネスの三姉妹、可愛いミニオンたちが再び大活躍。さらに美人捜査官のルーシー、新たな敵役エル・マッチョなど個性的な新キャラクターも登場する。エル・マッチョの息子アントニオもそのひとり、ちょとイケメンで、少年なのにプレボーイ。マーゴとアントニオは急接近、その恋の行方は?
そんな魅力的なキャラクターを演じるのは、声優界のプリンス、そして実力派として知られる宮野真守さんだ。宮野さんに、アントニオのアフレコの様子、そして映画について伺った。
『怪盗グルーのミニオン危機一発』
9月21日(土)よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー
/http://minions.jp/
-- 前作をご覧になっているそうですが、今回の作品の印象を教えてください。
-- 宮野真守さん(以下宮野)
前作では、大悪党の怪盗グルーさんが、ビックリするくらい子供への当たりが強くて(笑)、ドキッとするシーンがいっぱいあったんですけど、物語の中でそのグルーがあんなにも改心するなんて・・・。人の成長を感じさせていただきました。あんなに子供に優しい顔をするんだなと、観たときに安心しましたね(笑)
そんな素敵な前作があったので、今回はどうなるんだろうとワクワクして観たところ、グルーさんが親として成長していくという過程が描かれていたので、「大人」として、まだまだ成長する余地のある「大人」に、すごく感動したんですよ!娘を気遣う仕草とか、娘に男ができたんじゃないかって嫉妬する姿とか、一つ一つの仕草が本当にお父さんだなと思って、そしてさらに女性嫌いまで克服して、恋して、勝ち組だなと(笑)
「よかったねーグルーさん(感涙)」と思いながら観ていました。
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また、演じられていかがでしたか?
-- 宮野
プレイボーイの方向性が予想外でした(笑)子供でプレイボーイでキザでというのは聞いていたんですが、あんな完成された表情、立ち居振舞いができるなんて・・・予想外でした(笑)
女性を誘う仕草だったり、決め顔とか(笑)恐ろしい子だと思いながら観させて頂いて、役作りに臨みました。
-- そんなプレイボーイなアントニオですが、宮野さんの子供時代に重なるところはありますか?
-- 宮野
ないですね(笑)
僕はとってもシャイボーイでした(笑)誘うどころか、誘われるのをずっと待っていましたね。
その結果、誰にも誘われず、一人でお家に帰るみたいな(笑)。それで、お家で録画していたアニメを観るみたいな(笑)。
アントニオとは違う生活をしていました(笑)。
-- 今作ではどんなことに気をつけて演じられましたか?
また少年役を演じられることについてはどうですか?
-- 宮野
今回もチャレンジでしたね。「ロラックスおじさんの秘密の種」のときも(少年・テッドの声を担当)アントニオとは全然タイプは違いますが、同じ年代のおマセな男の子を演じさせて頂いたんですけど、少年だから持ちうるような感情だったりとか仕草だったりとかが必ずあるんですね。そこを忘れないように演じなきゃなと思っていました。
どうしても、実年齢が出てしまうとおじさんっぽくなってしまうので(笑)。特に今回は30歳の女性の誘い方が出たらまずいわけですよ(笑)。なので、そこはちゃんと少年少女の中での淡くてピュアな恋心みたいなものが出せたらと思って臨みました。なので、今後とも、少年役をいただいた時はまっすぐさを常に忘れずに演じていきたいと思っております!(笑)