
収録時のエピソードなどをお聞かせください。
-- 宮野
今回他の皆さんとお会いすることができなくて残念でしたが、先に録り終えていらっしゃった音声を聞かせて頂いたときに、鶴瓶さんや僕のお父さん役である中井貴一さん、中島美嘉さん、芦田愛菜ちゃん・・・みなさん本当に素晴らしくて。それを聞かせて頂いたことが自分にとっては嬉しかったというか。普段お会いできない方々と一緒に作品を作っていると感じることができたので、とても嬉しかったですし、気合いが入りましたね。
-- アニメーションのときと洋画に声をあてるときとの違いはなんですか?
-- 宮野
人間に声をあてるのとアニメーションのキャラクターに声をあてるというのは、やはり呼吸感の違いがあると思います。
洋画の場合は役者さんの呼吸を感じながら演じる。アニメーションの場合は、呼吸を作りだすとでもいいますか・・・文字通り「息を吹き込む」というイメージになると思います。
-- イルミネーション作品の面白さはどこだと思いますか?
-- 宮野
ずっと笑顔でいられるんですよね。それが素敵だなと思います。魅力がたくさんあるんですよ!アトラクション3Dだったり、根底に流れるテーマが深い愛情の物語であったり。
あとはやっぱり映像の細やかさだったり、コミカルな表現が最高におもしろい!特に「怪盗グルー」のシリーズはミニオンがかなり良い味を出していて。常に傍にいてくれるじゃないですか。本人たちに自覚はないかもしれないけど・・・、ふざけているじゃないですか(笑)。それが、もう本当に笑えるんですよね!それでいて、愛おしいし。映像の使い方が絶妙すぎて。
前作の「怪盗グルーの月泥棒」もそうでしたけど、今回もずっと笑い続けている間に大事な想いをもらったというような感じがあります。それってすごいことだなって。
ずっと画面上に釘付けにさせてくれる演出って、きっと実は細かく細かく計算して作っている、緻密な作業なんだと思うんです。
