■成功すると次がある、ひとつずつクリアーしたら10年経った興行的にもクリエイティブなものとしても成功したら続きを期待されるのは必然のこと。“もっと頑張りましょう”とか“もっといいもの、作りましょう”と欲も出てくる。しかし、あまりにもしんどい作業だと気持ちが凹んだりするのもよくある話である。「僕、何回か“そろそろ、もう無理だと思う”って言ったと思うんですよ。1stシーズン中に何度か言ったと思います。だけど“氷帝まで頑張ろうか、お客さんがまだいたら最後までいってみようか~”とか言ってやってましたね。やってみて“あ、もう1回出来るな”と・・・次は・・・“ボールが消える?どーすんのこれ!?”とか(笑)。やってみて“よかった~受け入れられて”が続いて、気がついたら10年!」地道に積み上げていった結果、の金字塔である。■戦いそのものにドラマがある、これがミュージカル『テニスの王子様』の醍醐味ひたすらテニスを見せるミュージカル『テニスの王子様』、原作やアニメでは登場人物のなんということのない日常も描かれたりしているが、舞台ではテニスの試合をよりクローズアップしている。それを上島雪夫が自身で培った演劇的・ミュージカル的・ダンス的手法で創造し、それが功を奏している。さらに“絶対に3次元で実現してやる!”という信念が作品の成功を後押ししている。キャストの立ち振る舞いから声の出し方から特訓に次ぐ特訓を行ったと言う。しかもラケットを持ってテニスをしている状態の中にドラマを見せる、というウルトラDのような演出である。「何かをしながらのドラマって難しいですよ。例えばサーブひとつを取ってもそうですが、誰も受けられたことのないサーブ、どうしたら取れるんだ、思わず反対の手でラケットを持ちかえたら取れた・・・っていう瞬間にドラマがある。戦いそのものがドラマになる、それが出来ているものはあんまりないんじゃないでしょうか」テニスの戦い、ボールを打つ瞬間に登場人物の葛藤、迷い、不安、自信を凝縮させる、そこに表現しきれない感動がある、その一瞬に観客は酔いしれる。シリーズが続く理由がそこにある。
ディズニープラス・八幡拓人にインタビュー 日本アニメ配信から2年で感じた手応えや、挑戦を振り返る ―ディズニープラスにおいて、日本アニメは欠かせない 2024.4.23 Tue 18:00 ディズニープラスが日本アニメの配信を始めて2年が経過した。こ…
「すみっコぐらし」初の舞台化が決定! 映画第1弾「とびだす絵本とひみつのコ」原作のパペットミュージカルが8月より上演 2024.4.17 Wed 17:30 サンエックス発の人気キャラクター『すみっコぐらし』が初めて…
「葬送のフリーレン」“もう一度見たい名シーン”特番が3月29日放送! ナレーターにmiletが決定「大感謝を込めてお届けします」 2024.3.19 Tue 6:00 アニメ『葬送のフリーレン』の特別番組「フラアニ特別編 『葬…