「劇場版 イヴの時間」英語版プロジェクト 最終で目標の10倍以上2000万円超を調達 | アニメ!アニメ!

「劇場版 イヴの時間」英語版プロジェクト 最終で目標の10倍以上2000万円超を調達

米国のクラウドファンディングサイトKickstarterで、英語版Blu-ray実現の資金集めを行った『劇場版 イヴの時間』が大きな成功を収めた。目標金額1万8000ドルの約12倍、日本円で2000万円を超える資金が集まった。

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米国のクラウドファンディングサイトKickstarterで、英語版Blu-ray実現の資金集めを行った『劇場版 イヴの時間』のプロジェクトが大きな成功を収めた。
5月23日にスタートしてプロジェクトは、資金募集を6月22日深夜に終了した。最終的に資金提供に賛同したのは2711人に及び、21万5433ドルが集まった。

プロジェクトは、映画の監督である吉浦康裕さんのアニメ制作会社スタジオ六花、プロデュースのディレクションズ、そしてPIED PIPER, Inc.が立案した。目標金額は1万8000ドル、結果的にその約12倍、日本円で2000万円を超える資金が集まった。
これにより当初予定していた『劇場版 イヴの時間』の字幕版BDに加え、英語吹替え、ムック本の英語版、さらにコーヒカップの制作を実現する。ファンの支援で、より幅広いグッズが米国に届けられることになる。

今回驚くべきは、プロジェクトの成功と同時に、予想を超える支援者が集まったことだ。21万5433ドルの金額は、Kickstarterのアニメーション部門の歴代6位にあたる。これは2012年暮れに短編アニメの制作資金を募った湯浅政明監督『キックハート』の20万1164ドルを超える。こちらも企画提案時には、大きな話題を集めた。Kickstarterのアニメーション部門の歴代7位である。
プロジェクト立案者が米国に口座を持っている必要があることから、米国最大のクラウンディングサイトKickstarterに企画提案する日本からのプロジェクトは必ずしも多くない。それでも『劇場版 イヴの時間』と『キックハート』の例は、コアで熱心なファンを持つ日本アニメは、クラウドファンディングに向いていることを示している。
企画の内容や参加するクリエイター、作品にもよるが、海外でのクラウドファンディング活用は、日本アニメに大きなチャンスがありそうだ。クラウドファンディング自体がまだ歴史が浅く未成熟だが、今後は日本のアニメやマンガを絡めた企画が増えそうだ。

『イヴの時間』 
公式サイト /http://timeofeve.com/
Kickstarter 『イヴの時間』英語版BDプロジェクト
/http://www.kickstarter.com/projects/693293489/time-of-eve-the-movie-on-blu-ray
《animeanime》
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