「放課後ミッドナイターズ」 まさかのアヌシー国際映画祭に公式出品 応募236本を勝ち抜く
異色のフルCGアニメ『放課後ミッドナイターズ』が、世界のアニメーションの祭典に登場する。世界最大規模の国際アニメーション映画祭であるアヌシーにて、本作が公式上映されることになった。
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映画祭は、4月24日に、2013年の公式作品としては最後となる長編部門の各作品を発表した。このなかのアウトオブコンペティション部門に、『放課後ミッドナイターズ』が挙がった。
発表された長編映画は全部で24本、コンペティションの対象となるコンペティション部門が9本、コンペティションにならないアウトオブコンペティション部門が15本、合計24本だ。長編部門には、世界各国から今年は236のエントリーがあった。およそ10倍という激戦を勝ち抜いたことになる。本作は映画祭期間中、6月13日と14日に上映される。
アウトオブコンペティション部門には、このほか日本から杉井ギサブロー監督の『グスコーブドリの伝記』、吉浦康裕監督の『サカサマのパテマ』、塩谷直義監督の『BLOOD-C The Last Dark』、長峯達也監督の『ONE PEACE FILM Z』が選ばれている。例年、日本作品の多いアヌシーの長編部門だが、今年も日本勢も映画祭を盛り上げそうだ。
竹清仁監督による『放課後ミッドナイターズ』は、モーションキャプチャーをフルに使かったCGアニメが特徴だ。人体模型のキュンストレーキを主人公とするほか、個性的なキャラクターたちが登場し、絶妙なギャクが人気となった。
映画公開にあたってはキュンストレーキの印象的なビジュアルをフルに活かし、また意表をついた宣伝で話題を呼んだ。また、国内だけでなく、アジア同時展開もし、世界の映画界を狙った。
アヌシー国際アニメーションフェスティバルは、1960年から続く、世界でも有数のアニメーション映画祭である。アニメーション見本市MIFAや企画マーケットも併設されるなど期間中は世界各国から、多くのアニメーション関係者が集まる。
そんなアヌシーの場で、『放課後ミッドナイターズ』がどんな評価を受けるのか?日本の関係者でなくても気になるところだろう。
アヌシー国際アニメーションフェスティバル
/ http://www.annecy.org/
『放課後ミッドナイターズ』
/http://afterschool-midnighters.com/