CG映画はゲームの世界観 「バイオハザード ダムネーション」 TGS2012で記者発表
9月21日、東京ゲームショー2012で『バイオハザード ダムネーション』の記者発表会が行われた。シリーズのフルCGアニメ映画第2弾として注目を集めており、10月27日(土)には2Dと3Dで全国ロードショーを迎える。
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実写版『バイオハザードV』は現在公開中、ゲーム最新作『バイオハザード6』は10月4日(木)発売と盛り上がりを見せる中での封切りになる。記者発表会には神谷誠監督と小林裕幸プロデューサーが出席した。先に公開された映画『バイオハザードV』の快進撃も伝えられるなかだけに、会見も熱気を帯びる。
神谷監督は「怒涛のバイオ祭りにあわせて戻って来られて嬉しいです」と前作のヒットを受けて続編を制作できたことに感慨深げの様子だ。
本作の舞台に東欧が採用された理由について「古い石畳やレンガ造りの建物があってゴシックホラーっぽさがある一方で、新しい建物も混在している。旧ソ連の影響もあって軍事色が残っていてバイオハザードの世界観にぴったりでした」と説明した。
小林プロデューサーは16周年を迎えたバイオハザードシリーズについて「1作目からのキャラクターもずっと出ていて、年を取って成長していく。時代や世界情勢が変わっていくのも面白いところだと思う」と、長い歳月が作品に新たな魅力を与えていることを語った。
本作はゲーム最新作の前日譚でもあり「実写版はポール・W・S・アンダーソン監督の世界観で描くバイオハザードですが、こちらの作品は神谷監督によるゲームの世界観で作られたCG作品。やっぱり3Dで見ていただけたらと思います」とフルCG&3Dならではの迫力を強く訴えた。
また、当日は、やはり登壇予定であった主題歌を担当する土屋アンナさんは、体調不良なため残念ながら欠席となった。そこで急遽、本人からのメッセージが会場に届けられた。
「テーマ曲として2作連続で選んでいただき、今回の『CARRY ON』は本人が作詞を担当して大変気に入っており、映画館で流れるのを楽しみにしております」
誰よりも土屋さんの不在を残念がっていたのが神谷監督だ。
「前作の記者発表で土屋さんが女性の人も見てもらえるという意味で"怖くないから大丈夫です!"と仰ったんです。怖くないわけねえだろ! って思いました(笑)」と裏話を明かして会場を賑わかせた。土屋さんへの"リベンジ"の意味も込めて、今回の最新作はかなり怖い仕上がりになっていると自信をのぞかせていた。
[高橋克則]
『バイオハザード ダムネーション』
10月27日(土)2D&3D全国ロードショー
/http://www.newyorkcomiccon.com/