上映作品のなかでも長編ではアードマンの『ザ・パイレーツ!バンド・オブ・ミスフィッツ』がジャパンプレミアとなったことも特筆すべき点だろう。ASIFA-JAPANの30周年記念では、今年ザグレブで功労賞を受賞した久里洋二さん、前回大会の後に逝去した川本喜八郎さんや昨年逝去した相原信洋さんらの関連上映や展示なども行われていた。 ノミネートされて本審査に臨んでいた66作品のうち、日本人の作品は7作品だった。フランス資本で制作の『グレートラビット』(和田淳)から『灯花』(助川勇太)、『マイブリッジの糸』(山村浩二)、『rain town』(石田祐康)、『SPONCHOI Pispochoi』(pecoraped)、『ヨナルレ Moment to Moment』(中田彩郁・サキタニユウキ)、『布団』(水尻自子)である。