モーニング国際新人漫画賞 大賞に台湾・雅紳さん、「人魔共生」受賞 | アニメ!アニメ!

モーニング国際新人漫画賞 大賞に台湾・雅紳さん、「人魔共生」受賞

講談社のモーニング編集部は、マンガの国際新人コンテスト「第5回モーニング国際新人漫画賞」の受賞作を発表した。一次選考を通過した26作品の中から、台湾の雅紳さんによる『人魔共生』を大賞に決定した。

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講談社のモーニング編集部は、マンガの国際新人コンテスト「第5回モーニング国際新人漫画賞」の受賞作を発表した。一次選考を通過した26作品の中から、台湾の雅紳さんによる『人魔共生』を大賞に決定した。
副賞にはブラジルのManguinhaさんの『Over the Rainbow』が決定、さらにファイナリスト7人も明らかにしている。『人魔共生』の日本語訳は4月21日発売の月刊「モーニング・ツー」に掲載される。また、5月22日からは『OVER THE RAINBOW』も含めた2作品がオリジナル言語、日本語訳、英語訳で公式サイトでも公開される。

大賞になった『人魔共生』は、人間と悪魔が住むエリアにわかれた世界、そして人間と悪魔が共存する「共生域」を舞台にする。そこで出会った女性と悪魔の少年の運命が軸になる。
講評では、「ストーリー的にも、破綻がないだけでなく読者を驚かせようという作者の意思を感じた」、「応募作品の中では抜群の完成度」と高い評価をしている。4月21日の作品発表が待たれる。

モーニング国際新人漫画賞はスタートして、既に5年を迎える。日本だけでなく、世界から才能を発掘する新人マンガ賞としては画期的な試みとなっている。グローバル化するマンガ、コミックスの展開を先取りしているかたちだ。

作品は、東アジア、北米、ヨーロッパを中心に世界各国から応募がある。特徴的なのはやはりアジア勢の勢いである。今回もファイナリスト中国、インドネシア、マレーシアから2作品ずつと東アジア、東南アジアが健闘している。
また、台湾勢の活躍は、特に目立つ。今回を含めた5回のモーニング国際新人漫画賞の3回に、台湾出身の作家が大賞に輝いている。近年、台湾のマンガ作家のレベルの高さを指摘する声が多いが、今回は大賞に台湾の雅紳さんが輝いたことは、あらためてそうした評価を印象づける。
一方で、今回はファイナリストに、ブラジルやヨルダンの作家といったこれまでにあまり目立たなかった国からも作品があり多様化が進んでいることも窺える。

第5回モーニング国際新人漫画賞
http://morningmanga.com/micc/result5th_j.html
《animeanime》
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