例年にも増して応募作品の表現方法の幅が広がったことについて、選考委員会は本年から賞の英語表記を「MORNING INTERNATIONAL MANGA COMPETITON」から「MORNING INTERNATIONAL COMIC COMPETITON」に変えた成果だとする。これまでは募集を「マンガ」としていたことから日本の少年マンガの再生産的な作品が多かった。しかし、今回は「コミック」としたことで、主催する講談社モーニング編集部が求める成年マンガに含まれる作品が増えたという。 もともとモーニング国際新人漫画賞の目的は、プロとして活躍出来る世界の才能、国内にはない表現を持つ作家の発掘である。受賞作品を「モーニング・ツー」に掲載するのもそうした考えに基づいている。第4回の結果は、そうした目的ともマッチしたものと言える。