モーニング国際新人漫画賞 第3回は大賞、副賞を台湾勢が独占 | アニメ!アニメ!

モーニング国際新人漫画賞 第3回は大賞、副賞を台湾勢が独占

ニュース

 講談社のモーニング編集部が行う第3回モーニング国際新人漫画賞の結果が、モーニング国際新人漫画賞の公式サイトで発表された。
 大賞は台湾の黄俊璋氏さんの『Poor Knight』、そして大賞に次ぐ副賞は同じく台湾の林さんの『死神』が選ばれた。上位2作品を台湾勢が独占するかたちとなった。大賞は前回(第2回)も台湾の余孟霖さんだったから、この分野における台湾の才能の豊かさをみせつけたかたちである。

 選評によれば大賞の『Poor Knight』は、コンビに強盗に巻き込まれた主人公と貧乏神を中心とするギャク作品。作品中の「笑い」が普遍的でわかりやすく、国境を感じさせなかったと評価されている。
 また副賞の『死神』は、絵で魅せる意識がすごく感じられた作品、作者の個性を強く感じさせるとし、次回作を早く読んでみたいと評された。

 大賞以外の最終選考追加作品は、13作品である。中国から3作品、韓国とマレーシアから2作品ずつ、さらにシンガポール、イスラエル、台湾、香港、ブラジル、フランスから各1作品となっている。応募は世界40ヶ国・地域とされているが、最終選考に残るのは東アジア地域の作家が多いようだ。
 これは賞の応募作が所謂マンガスタイルの作品が中心になっているためと考えられる。台湾は日本のマンガが早くから普及し、日本国外で最も日本のマンガが広がっている地域とされるのも今回の結果と関係ありそうだ。

 モーニング国際新人漫画賞は今回で開催3回目と歴史は浅いが、海外のマンガスタイルの作品を描く作家から高い注目集めている。短期間での注目は、日本のマンガの影響もあり世界的にマンガスタイルの作家が増えていることに理由がありそうだ。
 海外のマンガスタイルの作家がプロになる道や、作品が商業雑誌に掲載される方法は限られている。漫画賞の受賞が、日本のメジャーマンガ誌でのデビューにつながるモーニング国際新人漫画賞が多くのプロ予備軍の目標になるのは、必然とも言える。

 一方で、モーニング国際新人漫画賞は、応募作品をマンガスタイルの作品に限らず、コミックスやバンド・デシネ、それ以外の表現スタイルも受付けている。結果的にマンガスタイルの作品が多くなっているが、選考委員会は、これに必ずしも満足しているわけでない。
 選考委員長の島田英二郎さんは「我々は漫画というものを、もっと広いイメージでとらえています」としている。そして第4回からは、より広いジャンルから作品が応募されることを目指し、これまでの賞の英語の名称を「Morning International Manga Competion」から「 Morning International Comic Competion」 に改称するとしている。世界中からあらゆるスタイル:マンガ、アニメコミ、BD、カートゥーンの才能を発掘することに意欲を見せる。

モーニング国際新人漫画賞 公式サイト /http://e-morning.jp/micc/ 

第3回モーニング国際新人漫画賞の詳しい内容は『英語で読むアニメ・マンガ』の関連エントリーが参考になります。
英語で!アニメ・マンガ /http://d.hatena.ne.jp/ceena/
/「モーニング国際新人漫画賞」第3回大賞受賞作+第2回大賞受賞者・受賞後初作品ダブル掲載!!
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集