宮城・仙台アニメーショングランプリ 藤間さちおさん受賞 | アニメ!アニメ!

宮城・仙台アニメーショングランプリ 藤間さちおさん受賞

宮城・仙台アニメーショングランプリの今年の受賞作が決定した。グランプリは藤間さちおさんが制作した短編アニメーション『My Way Home』が選ばれた。

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 宮城県、仙台市などが主催する宮城・仙台アニメーショングランプリの今年の受賞作が決定した。グランプリは藤間さちおさんが制作した短編アニメーション『My Way Home』が選ばれた。
 『My Way Home』は長さ6分足らず、満員電車から見える景色をきっかけに起こったサラリーマンたちの物語を描く。日常と非日常の微妙な変化が特色になった作品だ。藤間さんは2010年も『PEN』にて同コンテストに入賞しており、2年続けての受賞となった。

 優秀賞は3作品が選ばれた。いのうえ まさき さんの『どろぼうの国』、そして野中晶史さんの作品が2本『CLIMBER』と『眠らせ先生!』である。野中さんは2010年4月に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻を修了、今回は同じ作家の作品でありながら異なったテイストの2作品の同時受賞となる。審査委員長特別賞は金子修さんの『雨の休日』だった。
 また、本グランプリ独特の賞である「企画・原案」部門アニメむすび丸CMコンテストでは、最優秀賞に石黒晴子さんの「すずめ踊り」、二瓶貴子さんの「芋煮会」が決定した。この部門はデザインやシナリオを募集するものである。最優秀賞作品は実際にアニメとして制作され,表彰式当日に初公開される。

 宮城・仙台アニメーショングランプリは、宮城・東北地域からオリジナルのアニメコンテンツを発信する仕組みをつくることを目的にスタートした。今回で3回目ではあるが、作品の選考と受賞作の支援に積極的に取り組む。
 特に商業アニメーションを制作する企画力、技術力を持ったクリエイターの発掘、首都圏と東北地域のアニメ関連産業事業者とのマッチングといった地域振興を目指している。今回の受賞作も、今後アニメフェアなどの場で紹介される。

 また、2月4日には、仙台市内のせんだいメディアテークにて表彰式を行なう。当日は受賞作品の上映のほか、表彰式に引き続き「対談 笹川ひろし×布川ゆうじ」アニメ産業振興セミナーも開催する。いずれも参加費は無料で、一般に公開されている。

宮城・仙台アニメーショングランプリ /http://www.1038anime.jp/

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         「My Way Home」藤間 さちお
         「自由課題」グランプリ作品
《animeanime》
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