デジタルクリエーターズコンペティションは、財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)が2004年から開催している映像の公募コンテストである。受賞者のなかにはその後も成果を挙げている者も多い。2005年に『Birds』で金の翼賞の半崎信朗氏、『コタツネコ』で銀の翼賞の青木純氏、『around』で優秀賞の加藤隆氏らPV制作などで活躍する者から2007年に『雲の人 雨の人』で銀の翼賞の上甲トモヨシ氏、2008年に『福来町、トンネル路地の男』で銀の翼賞の岩井澤健治氏など他のコンテストや映画祭でも賞歴を重ねている者もいる。 また、2006年に『おはなしの花』で金の翼賞の久保亜美香氏はオタワ国際アニメーションフェスティバルの長編部門審査員、 同じく『EACH LIFE ~チーズケーキ~』で優秀賞の森りょういち氏はオリジナル企画『Peeping Life』の制作なども行っている。
昨年も『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった』で金の翼賞の植草航氏、『奴との遭遇』で銀の翼賞の澤田裕太郎氏、『恋するネズミ』で東映アニメーション賞のひだかしんさく氏、『The TV Show』でソフトバンク賞の椙本晃佑氏など、各所で話題のクリエイターの作品が受賞していた。 ひかりTVではデジタルクリエーターズコンペティション2010の受賞作品に加えて植草氏の『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった』も配信される。そのほか今年の贈賞式も視聴できる。 【真狩祐志】