デジタルクリエイターズコンペ 竹内泰人氏「魚に似た唄」など | アニメ!アニメ!

デジタルクリエイターズコンペ 竹内泰人氏「魚に似た唄」など

デジタルコンテンツ協会の主催で、デジタルクリエイターズコンペティション2010の受賞作品が発表された。

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 10月14日、日本科学未来館と東京国際交流館でデジタルコンテンツエキスポ(DCEXPO)2010が開幕した。当イベントは財団法人デジタルコンテンツ協会の主催で、同時に実施しているデジタルクリエイターズコンペティション2010の受賞作品が発表された。
 デジタルクリエイターズコンペティションは一般からの作品公募によって選出される映像コンテストである。15日に東京国際交流館で贈賞式が行われる。

 今年はグランプリに相当する金の翼賞に、竹内泰人氏の『魚に似た唄』が選ばれた。竹内氏は昨年YouTubeで公開した『オオカミはブタを食べようと思った。(オオカミとブタ)』が公開2週で100万再生を突破したことで有名になった。その後も再生数が伸び続け、現在も300万再生を超える大ヒットになっている。
 今回受賞した『魚に似た唄』は、自主制作としては『オオカミはブタを食べようと思った。』に次ぐ新作である。竹内氏は東京国際アニメフェア2010で行われたシンポジウム「個人発アニメーションの15年史」でも『魚に似た唄』の解説を行った。最近では『魚に似た唄』は、第6回吉祥寺アニメーション映画祭でもノミネート上映されるなどしている。

 以下の主だった受賞は、銀の翼賞に野中晶史氏の『CLIMBER』、優秀賞に岡田拓也氏らの『CHILDREN』や足立昌彦氏の『flesh color』、東映アニメーション賞にyamabus氏の『おもちちゃん』、審査員特別賞に山本蒼美氏の『ラ/ラジオノイズ*プラネット』などとなっている。
 野中氏の『CLIMBER』は横浜の東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の作品で、足立氏の『flesh color』と共に第6回吉祥寺アニメーション映画祭にノミネートされていた。岡田氏らと山本氏は第22回CGアニメコンテストに入選しているが、山本氏が今回受賞したのはそれとは異なる作品である。一方『おもちちゃん』のyamabus氏は、フジテレビ短編アニメ大賞で『イーのおこづかいちょう』が佳作だったクリエイターである。
【真狩祐志】

      dcaj20101.JPG

財団法人デジタルコンテンツ協会 /http://www.dcaj.org/

デジタルクリエイターズコンペティション2010 受賞作品

金の翼賞
  『魚に似た唄』 竹内泰人

銀の翼賞
  『CLIMBER』 野中晶史
  『Tom N Jerry』 Choi Jin Sung

優秀賞
  『Catharsis』 戸川蛍
  『CHILDREN』 岡田拓也、宮内貴広、井筒臣喜、近藤天万里
  『flesh color』 足立昌彦

韓国コンテンツ振興院長賞
  『Memory of Childhood』 KIM KI BONG、LEE IL H HO、JUNG YOUNG SUN

東映アニメーション賞
  『おもちちゃん』 yamabus

ケベックアニメ賞
  『Tomas』 Simon Garant

審査員特別賞
  『ラ/ラジオノイズ*プラネット』 山本蒼美
《animeanime》
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