第21回CGアニメコンテスト【1】 応募に関する傾向と「巡業」 | アニメ!アニメ!

第21回CGアニメコンテスト【1】 応募に関する傾向と「巡業」

 9月26日と27日の両日、京都コンピュータ学院にてCG ANIME EXが開催された。このCG ANIME EXでは先に報じた通り、1日目に第21回CGアニメコンテスト、2日目にCGアニカップ日仏親善試合を実施している。

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 9月26日と27日の両日、京都コンピュータ学院にてCG ANIME EXが開催された。このCG ANIME EXでは先に報じた通り、1日目に第21回CGアニメコンテスト、2日目にCGアニカップ日仏親善試合を実施している。

 今回は応募総数が609本から259本となった。これは締め切りが変更になったことの影響のほか、半数が初心者部門の応募に支えられていたからであるという。
 初心者部門への応募が昨年333本であったのに対し、今年は57本だったそうだ。入選作品上映会では例年初心者部門の作品紹介も行われているが、今回上映された作品はこれまでより質の高いものが多く見受けられた。

 CGアニメコンテストでは、ストップモーション(コマ撮り)のようなデジタル撮影や編集のみの作品は審査の対象としていない。
 また一見、様々な制作方法の作品が見られるが、他のコンテストなどと同様に制作に使用されるソフトは一様化している。彩色はPhotoshop、2DはAfter Effects、3Dは3ds Maxが大半だ。『JAM』で入選の水江未来氏はこれまでDirectorを使用していたが、After Effectsへ移行している。

 ただ、他のソフトを使用しているクリエイターがいないわけでもない。例えば『みちゃだめ』で入選の奇志戒聖氏はCINEMA4D、『百鬼』で佳作の大森清一郎氏はLightWave、同じく『memory』で佳作の山元準一氏はBlenderを使用している。
 いずれも3Dのソフトだが、特に山元氏の使用しているBlenderはオープンソースのフリーウェアである。Blenderは、フリーでありながら高機能であるため世界中に愛好家が少なからずいる。また、初心者部門でも『キャラメル』のSevenA氏はLive2Dのユーザーであった。

 2000年以降、国内では各種コンテストが増加した。さながら「コンテンツ業界」ならぬ「コンテスト業界」といった様相を呈している。
 そのようななかで、これまでCGアニメコンテストの締め切りは2月14日であった。これは、学生の卒業制作作品の完成に配慮したものだった。しかし、実際は関西の大学の卒業制作展が2月上旬であるのに対し、東京の卒業制作展は2月の下旬から3月の上旬に集中している。そのため、上映会は年度の最初を飾っていたものの、作品の多くは「巡業」としては「千秋楽」となっていた。
 今回は作品の応募締め切りが7月下旬、上映会が9月下旬となったために基本的に初見の作品で占められた。
【真狩祐志】

PROJECT TEAM DoGA /http://doga.jp/

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