来年2月ニューヨークで開催されるニューヨークコミコン(NYコミコン)は、北米で初の試みとなる大規模なアニメアワードの選考と授賞式を開催すると発表した。 アニメアワードは日本のアニメ作品だけから選出されるもので、NYコミコンの関連イベントとして2月24日にマンハッタンにあるニューヨーカーホテルで受賞作品の発表と授賞式を開催する。 表彰式にはアメリカの人気声優が多数参加するほか、業界関係者なども参加するとしている。 NYコミコンは、今年から開催されたコミック、マンガ、アニメ、映画、ゲームなどの総合ポップカルチャーイベントで、出版関連の大手情報会社リードグループが運営をする。 2月に開催された第1回のイベントには当初予想を遥かに超える3万3000人の参加者を集めて注目浴びた。来年は本年の2倍の規模で開催を予定している。 イベントの特徴はアメリカンコミックやゲーム、SFだけでなく、マンガやアニメなどの日本発のポップカルチャに大きな力を入れていることである。 本年のNYコミコンはコミックとマンガ、グラフィクノベルで存在感は大きかったが、アニメの存在感は小さかった。来年のアニメアワードの開催は、このアニメ部門を強化する動きと考えられる。 賞の選考にあたっては、業界関係者とアニメファンの選考が組み合わせられる。まず、北米のアニメ関連企業とアニメ専門家が候補作品を提出する。その候補作品をもとにICV2の発行人ミルトン・グリップ氏と北米を代表する3つのアニメ情報サイトアニメニューズネットワーク、アニメインサイダーマガジン、アニメ・オン・DVDがノミネート5作品を決定する。 さらにこの5作品のなかから、インターネットを通じたファン投票が行なわれアワードが決定する。ファン投票は来年の1月に実施される予定である。 今回のアニメアワードは、これまで北米が開催されたアニメに関する賞のなかでは、主要なアニメ企業とアニメメディアのほとんどが関わっている前例のないものになる。北米のアニメ業界とアニメファンが選んだ賞として大きな注目を浴びるだろう。 アニメアワードの開催でアニメ部門も強化に乗り出すNYコミコンはマンガ部門に強いため、今後、アニメに特化した他の大型コンベンションのアニメエキスポ(ロサンゼルス近郊)やオタコン(ボルチモア)の強力なライバルに成長しそうだ。 今回の授賞式の様子は米国の大手サブカルチャーサイトIGNでも放映される予定になっている。IGNは授賞式のほかに、プレレポート、アフターレポートまでをカバーするとしている。 また、アニメ専門ケーブルチャンネルのアニメネットワークも、後日授賞式の様子を放映する予定である。アニメアワードの部門賞ベストアクター賞/ベストアクトレス賞/ベストアクター賞(コメディ部門)/ベストアクトレス賞(コメディ部門)/ベストキャスト賞/ベストDVDパッケージデザイン賞/ベスト主題賞/ベストコメディ作品賞/ベスト作品賞(OAV)/ベストシリーズ賞(短期シリーズ13話以下)/ベストシリーズ賞(長期シリーズ14話以上)/ベストマンガ賞/ニューヨークコミコン2007公式サイト/ICV2/アニメ・ニューズ・ネットワーク /アニメ・インサイダー・マガジン /アニメ・オン・DVD /IGN /アニメ・ネットワーク
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