「STAND BY ME ドラえもん」が日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞 フルCG作品で初
日本アカデミー賞は、2014年の優れた映画を顕彰する第38回日本アカデミー賞にて、最優秀アニメーション作品賞として『STAND BY ME ドラえもん』を決定した。
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本作で共同監督を務めた八木竜一監督と山崎貴監督がトロフィーを受け取った。山崎貴監督は、『永遠の0』でも最優秀作品賞を受賞しており、ふたつの作品賞でのダブル受賞となる。
両監督は、2012年にも共同監督をしたCGアニメ『friends もののけ島のナキ』で優秀アニメーション作品賞を受賞。しかし最優秀賞は逃していた。2年ぶりに雪辱を果たしたかちだ。
日本アカデミー賞は国内の映画産業の振興を目的に設立、1978年に始まった。今回で38回目を迎えたが、アニメーション部門は2007年スタートで今年9回目と比較的歴史は短い。
これまでの受賞作には、その年ごとの話題作となっている。受賞作は過去およそ10年の長編アニメーション映画の流れが映しだされている。
『ドラえもん』の映画は、これまでに2009年『映画 ドラえもん のび太と緑の巨人伝』、2010年『映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』、2011年『ドラえもん のび太の人魚大海戦』が優秀賞となっている。しかし、いずれも最優秀に届かなかった。それが今回、初のフルCGアニメになることで、従来を大きく上回る大ヒットになり、さらに最優秀アニメーション作品賞となった。
これはCGアニメーションもの新時代を感じさせる。世界の劇場アニメーションはCGアニメーションが勢いを増しており、映画アワードでもCGアニメーションを多く見かける。
しかし、日本アカデミー賞で、過去8回の最優秀アニメーション作品賞は全て手描きアニメーションであった。日本のCGアニメーションでも、より多くの観客、映画人にアピールすることは十分可能である。そんなことを明らかにしたのが『STAND BY ME ドラえもん』の受賞である。
『STAND BY ME ドラえもん』
http://doraemon-3d.com/
日本アカデミー賞
http://www.japan-academy-prize.jp/