東京都杉並区がアニメーター人材育成を目的に平成14年度から実施する「杉並アニメ匠塾」の第5期塾生募集を6月1日から開始した。 「杉並アニメ匠塾」は、日本のアニメ産業のクラスター(産業集積地)である杉並区が、区内のアニメ産業活性化を目的にアニメーターの人材育成事業を行っている。これは、アニメの動画・原画の人材不足に対する問題意識から始まったプロジェクトである。 研修は、杉並区内にあるアニメスタジオ(杉並アニメ振興協議会の加盟スタジオ全22社)のクリエーターを講師に、制作スタジオの現場で動画などの制作技術取得を目指す。現場に密着した教育体制で実践的な力を目指す。 研修期間は平成18年10月から6ヶ月、杉並区内にあるアニメスタジオを中心に週5日6時間の研修となる。研修費用は無料となっているが、講座終了後に区内のアニメスタジオで働く意思があることが条件になる。 アニメーターの制作現場はよく知られているように、大変厳しい環境にある。実際にこうした環境を目の当たりにすることで、業界を去っていくアニメーターも少なくないという。そうしたなかで、「杉並アニメ匠塾」出身が業界で活躍しつつあり、人材育成の成果も出始めている。今では、人気作品の原画を担当する修了生も誕生している。 密度の濃い研修内容を実現するために、各期の募集人数は8名程度と決して多くはない。しかし、こうした地道な取り組みが、制作現場の人材育成につながるだろう。/杉並区 /募集の詳細
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