3月7日に経済産業省と特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)の主催で、コンテンツ分野の人材育成システム構築を目指したフォーラム「コンテンツ インターンシップ フォーラム 2006 ~産学連携人材育成システムの構築に向けて~」が東京で開催される。 近年、コンテンツ産業の支援・育成・拡大の一環として、この分野の人材育成が注目されている。ここ数年で、大学や大学院で相次ぎ設立されたアニメやマンガ、デジタルアート系新学部、学科もそうした流れのなかにある。 しかし、コンテンツ分野の人材は現場の中で育つという意見は根強い。そうした問題を解決する方法として、学生が、実際の現場に行き現場の仕事を学ぶインターシップ制度は、各教育機関でも積極的に取り入れられ始めている。 今回のフォーラムは、昨年夏に映像産業振興機構が経済産業省から受託し、実施したコンテンツ人材育成総合プログラムの三方得インターンシップを中心に、インターシップの量的拡大と質的拡大を検討する。また、産学連携に基づいた新しい人材育成システムの構築を目指したいとしている。 フォーラムでは映像産業振興機構のインターシップの取り組みのほか、コンテンツ分野におけるインターシップの現状報告、さらに業界関係者と教育の現場を交えた座談会「コンテンツ産学連携人材育成システムの構築に向けて」が行なわれる。 座談会には、映画監督林海象氏、プロダクションI.G社長石川光久氏、ゲームクリエーター遠藤雅伸氏、ユニバーサルジャパン平野澄人氏といった産業人と映像作家で早稲田大学大学院教授の安藤紘平氏と東京大学の馬場章教授が参加する。 コンテンツ産業と高等教育のギャップを埋める手段とされるインターシップであるが、アニメやゲームに代表されるコンテンツ産業は、インターシップの受け入れ経験はこれまでほとんどない。まだまだ課題も多いのが現状である。 しかし、これまではこうした問題が集中的に語られてきたことは少ない。今回のフォーラムは、そうした点からも意義の大きいものだといえるだろう。日時: 2006年3月7日13時半~17時半 場所:東京大学本郷キャンパス主催: 経済産業省、特定非営利活動法人 映像産業振興機構共催: 東京大学詳細は下記サイトで /コンテンツインターシップフォーラム2006 /特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO) /三方得インターンシップ
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