外務省はアジア8カ国地域の新聞・雑誌の文化担当記者を日本に招待し、日本のアニメ文化を集中的に紹介する方針であると発表した。招かれるのは中国2名、香港2名、韓国、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ブルネイ各1名の合計10名の記者になる。 招かれた記者は滞在中、アニメ関係者への取材、アニメ関連施設の視察を行う。このほか日本の現代文化に携わる専門家との懇談会や新聞社への訪問、観劇、観光地の視察なども行う。 今回の招待はアジア各国地域のマスコミにアニメを中心に日本のポップカルチャーを紹介してもらう目的を持っているという。 これまで、アニメについては、産業面で経済産業省や総務省が、文化面では文部科学省が深く関わってきた。一方で、近年は外務省がアニメの持つ文化的影響力の強さや、国のイメージに対する波及効果の大きさに注目しはじめている。 今年の初めには、外務省関連団体である国際交流基金がアニメの著作権を買取り、途上国の放送局に無償供与する方針が打ち出されている。これは日本文化の理解を広げ、アニメの市場拡大を図るためだとされている。8月には、この制度を利用してイラクの放送局にアニメ作品として『キャプテン翼』が提供された。今回の海外の記者を招き日本アニメを紹介することも、こうした外務省の戦略に沿ったものだと考えられる。/外務省ホームページ
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