「黒子のバスケ」小野賢章&小野友樹が対談!“収録時の思い出は?” アニメ10周年プロジェクト | アニメ!アニメ!

「黒子のバスケ」小野賢章&小野友樹が対談!“収録時の思い出は?” アニメ10周年プロジェクト

『黒子のバスケ』アニメ10周年プロジェクトのスタートを記念して、黒子テツヤ役の小野賢章と火神大我役の小野友樹による対談が実施された。10年経っても色褪せることのない、ふたりの『黒子のバスケ』への熱い想いが感じられる対談となった。

ニュース
注目記事
『黒子のバスケ』アニメ10周年プロジェクト 黒子&火神(C)藤巻忠俊/集英社・黒子のバスケ製作委員会(C)「黒子のバスケ」アニメ10周年プロジェクト
  • 『黒子のバスケ』アニメ10周年プロジェクト 黒子&火神(C)藤巻忠俊/集英社・黒子のバスケ製作委員会(C)「黒子のバスケ」アニメ10周年プロジェクト
  • 黒子テツヤ役:小野賢章
  • 火神大我役:小野友樹
  • 『黒子のバスケ』アニメ10周年プロジェクト(C)藤巻忠俊/集英社・黒子のバスケ製作委員会(C)「黒子のバスケ」アニメ10周年プロジェクト
  • 『黒子のバスケ』アニメ10周年プロジェクト ロゴ(C)藤巻忠俊/集英社・黒子のバスケ製作委員会(C)「黒子のバスケ」アニメ10周年プロジェクト

『黒子のバスケ』アニメ10周年プロジェクトのスタートを記念して、黒子テツヤ役の小野賢章と火神大我役の小野友樹による対談が実施された。10年経っても色褪せることのない、ふたりの『黒子のバスケ』への熱い想いが感じられる対談となった。

『黒子のバスケ』の原作は、2009年から2014年まで「週刊少年ジャンプ」にて連載され、コミックスの累計発行部数は3,000万部を突破している、藤巻忠俊によるバスケットボールマンガだ。
2012年4月よりTVアニメ第1期が放送され、主人公の黒子を始めとした個性豊かなキャラクターたちの魅力と、迫力あるバスケシーンの描写が話題となり、人気に火が付いた。その後、2013年10月より第2期、2015年1月より第3期が放送。原作の最終話までを丁寧に描き切った。

さらに、2016年には劇場版プロジェクトが始動。新作の公開に先駆け、TVシリーズを再編集した『ウインターカップ総集編』全3本が、それぞれ2週間限定でイベント上映された。
そして2017年3月に、完全新作となる『劇場版 黒子のバスケ LAST GAME』が公開。原作の続編『黒子のバスケ EXTRA GAME』を映像化し、さらに原作者自らが映画のために描き下ろした追加エピソードも話題を呼び、興行収入は累計10億円を記録する大ヒットとなった。
劇場版の公開終了後もその人気は衰えることなく、新規グッズ展開、各種コラボ、劇場版の周年上映などが続く。公式Twitterのフォロワー数は21年末、10周年プロジェクト発表を待たずに30万人を突破した。

このたび実施されたスペシャル対談は、2022年4月からの『黒子のバスケ』アニメ10周年プロジェクトスタートを記念するもの。取材の前に、アニメ原画展「黒子のバスケ ANIMATION GALLERY ~10年のキセキ~」を観覧して記憶が鮮やかによみがえった小野賢章と小野友樹が、収録当時の思い出や自身の演じるキャラクターへの熱い想いを披露した。

なお、対談の全文は、アニメ『黒子のバスケ』の公式サイトに掲載されている。ファンはぜひチェックしておきたい。

<以下、スペシャル対談全文掲載>


――今回のアニメ原画展「黒子のバスケ ANIMATION GALLERY ~10年のキセキ~」をご覧になってみて、いかがでしたか?
小野友樹(以下、友樹) なかなか生で見られる機会がない原画を、10年目にしてこうして見ることができるというのは貴重で、奇跡のような展示会だなと思いました。生の原画の迫力が本当にすごかったですね。キャラクターたちが描かれていく過程も含めて、アニメーションというのはこうやって作られているのかと改めて感じ、スタッフの皆さんの熱意ある描き込みを1枚1枚楽しめてよかったです。

小野賢章(以下、賢章) 自分が想像していた以上にたくさんの原画が展示されていたので、見応えのある原画展になっているなと思いました。僕は元々原画を見るのがとても好きで、『黒バス』でも原画を使ったグッズとかが好きだったので、見覚えのある原画も色々と展示されていて、すごく楽しかったです。

――TVシリーズと劇場版のそれぞれについて、印象的だったシーンや収録時のことを思い出されたシーンはありますか?
友樹 今回の原画展を見て、改めて思い出したのは「流星のダンク(メテオジャム)」のシーンですね。「流星のダンク(メテオジャム)」って浅めの角度からダンクして、ボールがゴールリングの奥に当たってガコンッと下に落ちていくイメージでしたけど、原画に描かれた軌跡を見ると、リングの奥に当たったあと、手前に1回跳ね返って下に落ちていたんですよ。説明が難しいですけど、リングに2回当たっていたんだと改めてわかりました。そうしたボールの軌跡も含めて、「こうなっていたんだな」と感じられましたね。


――やはり友樹さんにとって「流星のダンク(メテオジャム)」は特別ですか?
友樹 火神のプレイでは一番印象的ですね。あと劇場版では、青峰と一緒にJabberwock(ジャバウォック)のシルバーを打ち破ったシーンの原画もあって、その瞬間のことを思い出しました。ナッシュは“ザ・悪(ワル)”といった感じのキャラクターでしたけど、原画で改めて見ると本当に悪い奴だなと(笑)。元の表情のデザインを崩してまで、その悪い感じを表現しているんだなと改めて知りましたね。

――賢章さんはどんなシーンのことを思い出しましたか?
賢章 10周年ということで改めて振り返ると、今がちょうど10年前にアニメがスタートした時期と同じ季節ということもあって、第1期オープニング曲の「Can Do」が思い出深いですね。あの当時は朝から「Can Do」を聴きながら仕事に向かう……そういう毎日を送っていましたから。オープニングは何回見たのかわからないくらい見返していたし、なんとなくウキウキしていて楽しかったので、希望に満ちた未来を想像していたのかなと(笑)。劇場版だと、やっぱりラストの空港のシーンじゃないですか?
友樹 そうだね~。
賢章 あのシーンは何回録り直したかわからないし、最後の方では自分でも「あ、これで終わりなんだな」と感じる瞬間があったので、特に印象に残っていますね。キャラクターとしての名シーンは挙げだしたら本当にキリがないので、やっぱり収録の時のことを一番に思い出します。



――ちなみに、TVシリーズ最終話の収録の時はどんな様子でしたか?
賢章 TVシリーズの最終話も同じように印象深いというか、忘れられないですね。あんなに「最終回」ということを意識した現場は、他にはないくらいでした。「これでやりきった」とか「ゴールした」という雰囲気でいっぱいだったと思います。
友樹 音響監督の三間(雅文)さんが、テストが終わったあとに「何も言うことありません。やりましょう」という感じで、そのまま録っていったんですよね。その時の僕は必死だったので「そうなんだ」くらいにしか感じなかったんですけど、あとから振り返ると、声優としてアフレコに参加していても滅多に経験できない、全員に何かが伝わったような特別な瞬間だったと思います。それは必然なのか奇跡なのか、年月と絆が成せる技だなと感じました。あと、最終話直前くらいに三間さんが言ってくださった「やっと火神になりたかった奴が火神になれたな」という言葉は、今も心に残っていますね。

アニメ『黒子のバスケ』
【スタッフ】
原作:藤巻忠俊(集英社 ジャンプ コミックス刊)
監督:多田俊介/シリーズ構成:高木 登
キャラクターデザイン:菊地洋子
アニメーション制作:Production I.G
【キャスト】
黒子テツヤ:小野賢章
火神大我:小野友樹
黄瀬涼太:木村良平
緑間真太郎:小野大輔
青峰大輝:諏訪部順一
紫原 敦:鈴村健一
赤司征十郎:神谷浩史 ほか

(C)藤巻忠俊/集英社・黒子のバスケ製作委員会(C)「黒子のバスケ」アニメ10周年プロジェクト

※上記リンクより商品を購入すると、売上の一部がアニメ!アニメ!に還元されることがあります
《仲瀬 コウタロウ》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集