「アルゴナビス」アニメ最終回までの軌跡を伊藤昌弘×小笠原仁×錦織博監督が振り返る! 今後の展開も【インタビュー】 | アニメ!アニメ!

「アルゴナビス」アニメ最終回までの軌跡を伊藤昌弘×小笠原仁×錦織博監督が振り返る! 今後の展開も【インタビュー】

TVアニメ『アルゴナビス from BanG Dream!』よりArgonavisのボーカル・七星蓮役の伊藤昌弘さん、GYROAXIAのボーカル・旭那由多役の小笠原仁さん、錦織博監督にインタビュー。蓮と那由多の関係性をどのように描いていったのか、プロジェクトの次なる展開もふくめて聞いた。

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『アルゴナビス from BanG Dream!』(C)ARGONAVIS project.(C)bushiroad All Rights Reserved.
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TVアニメ『アルゴナビス from BanG Dream!』が、7月3日(金)放送の第13話をもって、最終回を迎える。


本作は『BanG Dream!(バンドリ!)』発のボーイズバンドプロジェクト「ARGONAVIS from BanG Dream!」初のアニメ化作品だ。

本プロジェクトは、キャラクターを演じる声優自身が実際にバンドを組み、ライブ活動を行っているのが特徴。アニメ化に至るまで「Argonavis(アルゴナビス)」「GYROAXIA(ジャイロアクシア)」の2バンドがCD発売、ライブ出演など勢力的に活動してきた。

2020年4月からスタートしたTVアニメでは、「Argonavis」の結成から、これから目指すべきステージに向けてひたむきに努力する姿が描かれる。

今回、最終話を控えたタイミングで、Argonavisのボーカル・七星蓮(ななほし れん)役の伊藤昌弘さん、GYROAXIAのボーカル・旭那由多(あさひ なゆた)役の小笠原仁さん錦織博監督にインタビュー。

ArgonavisとGYROAXIA、蓮と那由多の関係性をどのように描いていったのか。また、アニメ終了後、ArgonavisとGYROAXIAにはどんなドラマが待ち受けているのか。
プロジェクトの次なる展開も含め、たっぷりとお聞きした。
[取材・文=米田果織]

■いよいよクライマックス! Argonavis、GYROAXIAの関係性の変化を振り返る


――7月3日の放送で、TVアニメがとうとう最終回を迎えます。クライマックスを迎えることについて率直なお気持ちを教えてください。

小笠原:Argonavis結成にはじまり、ディスフェスという大きなステージに立つまで……アニメは怒涛の展開の連続でした。今思えば、本当にあっという間ですね。
僕たちキャストも、毎週放送直前に生配信『アルゴナイト 深夜練習中!』(※アニメ放送直前にWEB配信された、キャストによるトーク番組)を行ったり、Twitterでリアルタイム実況をしたりしたことで、ファンの方の反応を見ながら一緒に楽しむことができました。

ここまで一緒に観てくださった皆さんには、ぜひ最終回もお付き合いいただき、どういう展開になるのか見届けていただきたいです。


伊藤:TVアニメ化が決定したとき、ファンの方から本当に多くの喜びのコメントをいただきました。リアルライブから活動してきて、アニメ化という第1の恩返しができたかなと思っています。

そして、そのアニメもとうとう最終回……。仁くんも言った通り、本当にあっという間でした。
アニメ化したことで、さらにたくさんの方に『ARGONAVIS』を知っていただけて、とても嬉しく思います。

錦織監督:このプロジェクトの醍醐味だと思うのですが、アニメだけでなく、毎週の生配信や、「Sound Only Live」(※)などで演者さんが思いがけないキャラクターの一面・表現を次々と披露してくださるので、僕も視聴者の皆さんと一緒に楽しんでいました。アニメ監督として、とても楽しい仕事になりました。

※キャラクターたちが実際に”ライブ”を行う様子を、新規収録のMCとボイスドラマ、そしてオリジナル曲やカバー曲を織り交ぜた演奏で再現する”音”のみのライ

――アニメ最終話を迎えて、ArgonavisとGYROAXIAのバンド間、そして蓮と那由多の関係性にも大きな変化がありました。このふたりの関係性を描く・演じるにあたり、意識されていたことは?

伊藤:蓮と那由多は、バンドとして奏でるジャンルは全く違うのですが、音楽に対する想いは一緒なんですよね。
仁くんとよく話すのですが、蓮も那由多も音楽に対して熱いパッションを持ちながらストイックに取り組んでいるという“核”は同じなんだけど、表現方法が違うのが面白いよね、と。

なので、那由多のことを変に意識したというよりは、自然に演じるうちにふたりの関係性が構築されていった感じです。

小笠原:蓮と那由多は“鏡”。正反対な存在として描かれていました。
那由多って、音楽のことにしか興味がないし、自分が求めるレベルに達していないメンバーには情もかけずすぐ切り捨てる。そのうえ自分に対しても厳しい。どこか常人離れした人間で、“圧倒的カリスマ”を持っているんですよね。

だから、蓮にとって那由多は、どこか“神様っぽい”という憧れもあったんじゃないかなと思います。
視聴者の方にも、那由多の“カリスマ性”が伝われば良いなと思いながら演じていました。


伊藤:その“神様っぽい”という言葉はすごく腑に落ちました。僕も那由多に対してそういった捉え方をしていたんです。

でも、その印象が覆される瞬間があって、それが第8話でした。那由多が息を切らしながら練習している姿を見て、「あ、彼も人間なんだ!」と思ったんです。
那由多も理想に向かって努力している姿を見れたおかげで、さらに理解が深まりました。

錦織監督:アニメ化にあたって、蓮目線で物語を描こうと決めました。ライバルバンドであるGYROAXIAという違う価値観を持つバンドと接点を持つことで、メンバーの人柄や那由多の意外な一面が見えてくるという構成になっています。

なので蓮から那由多がどういう風に見えて、どう変化していくかはすごく意識していました。


→次のページ:リアルバンドのやり取りでアニメの展開が決まった!? モーションキャプチャー撮影秘話
《米田果織》

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