とくに10年前の作品ともなると「もうそんなに経っていたのか!」と、驚きと感慨深さが押し寄せてきます。
そこで今回は2010年冬に放送されたTVアニメから7本をピックアップ。あの頃夢中になった作品を一緒に振り返ってみませんか?
『デュラララ!!』

池袋を舞台に描かれる、日常と非日常が入り乱れたハイテンションサスペンス。“ダラーズ“や“首なしライダー”などの単語を聞いただけで10年前を思い出して胸が熱くなるのではないでしょうか。
ちなみに筆者は池袋でよくオタ活をしていますが、平和島静雄のように自販機や道路標識を投げている人にはまだ出会ったことがありません。
『ハートキャッチプリキュア!』

おなじみプリキュアシリーズの7作目。2019年に放送されたNHK BSプレミアムの「全プリキュア大投票」では作品部門2位を獲得しました。
同番組のプリキュア部門では、来海えりか(キュアマリン)が3位にランクイン。男装の麗人・明堂院いつき(キュアサンシャイン)、水樹奈々演じる花咲つぼみ(キュアブロッサム)など、魅力的なキャラクターは今でも愛されています。
いつき様に一目ぼれしたのは、つぼみだけではないはず……!
『おおかみかくし』

『ローゼンメイデン』作者のPEACH-PITと『ひぐらしのなく頃に』作者の竜騎士07がタッグを組んで話題となった作品。
謎に満ちた風習が残る嫦娥町を舞台に、息もつかせぬサスペンスが描かれました。挿入歌の「嫦娥の八朔」が今も頭から離れない。
『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』

テレビ東京とアニプレックスによる若手クリエイター育成オリジナルアニメ・プロジェクト「アニメノチカラ」第1弾作品。声優・金元寿子の初主演作でもありました。
戦争と隣り合わせの世界で生きるトランペット吹きの少女たち。穏やかで切ない日常を柔らかなタッチで描きました。Kalafinaが担当したOP「光の旋律」は神曲。
『刀語』

『物語』シリーズなどで知られる西尾維新原作の時代劇。月に1話1時間 という、TVアニメでは異例の放送形態も話題となりました。西尾作品の魅力である膨大なセリフ量も魅力的。
奇策士・とがめの掛け声「ちぇりお!」を真似した人もいるのではないでしょうか?
『バカとテストと召喚獣』

テスト結果によって教室の設備が左右される文月学園で繰り広げられるどたばたコメディー。
教室交換をかけて召喚獣たちを戦わせる“試験召喚戦争”では、テストの点数が戦闘力に反映されていました。ここ、テストに出ます。
バカなのに憎めない吉井明久たちが考えた、いい意味で頭の悪い戦略が見どころ。
『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和+』

シュールなかけあいが癖になる『ギャグマンガ日和』のアニメ第4期。青いジャージ姿で聖徳太子の真似をする人や、「好きでも嫌いでもないものは消しゴムだよ!」とやたらと言いたがる人が筆者のクラスにもいた気がします。
2010年冬アニメ全作品リスト
2009年12月~
『ヴァイス・サヴァイヴR』
2010年1月~
『おおかみかくし』
『おまもりひまり』
『怪盗レーニャ』
『刀語』
『COBRA THE ANIMATION』
『聖痕のクェイサー』
『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』
『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』
『チャウダー』
『ちゅーぶら!!』
『デュラララ!!』
『ネットミラクルショッピング 2ndシーズン』
『のだめカンタービレ フィナーレ』
『バカとテストと召喚獣』
『遙かなる時空の中で3 終わりなき運命』
『はなまる幼稚園』
『ひだまりスケッチ×☆☆☆』
『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和+』
『マノン』
『れでぃ×ばと!』
2010年2月~
『ちーすい丸』
『ハートキャッチプリキュア!』
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感動作からシュールなギャグまでバラエティーに富んでいた2010年冬アニメ。10年分成長した今、改めて見るとグッとくるシーンが増えているかもしれません。
この機会に、あの時好きだった作品に触れてみてはいかがでしょうか?